【実話】怪奇な和紙に包まれた毛束の謎…現役美容師が体験した怖い話10選!
親切な幽霊の仕業? 勝手に混ぜられたカラー剤の謎(30歳/男性)
ある日の営業中、カラー剤をカラーブースで調合している最中に、アシスタントに呼ばれてフロアの別のお客さまの対応をしました。終わってカラーブースに戻ると、作っただけでまだ混ぜてなかったカラー剤が、なぜかすでに混ぜられていたんです。
僕はカラーの調合にうるさいタイプで、「発色の問題があるからカラー塗布の直前まで混ぜないで!」と口酸っぱく言っているので、アシスタントの誰かが勝手に混ぜることはありえないはず⋯。となると、誰かが自分のカラー剤と間違えて混ぜてしまったのか? と思いました。そこでスタッフたちに確認するも「〇〇さん、カラー剤を勝手に混ぜたらものすごく怒るじゃないですか! そんなこと絶対しませんよ!」と言われてしまいました。考えてみれば、そのときブースには誰もいませんでしたし、スタッフが消毒室へ向かえばすぐにわかります。つまり、誰かが混ぜたとは考えにくいのです。
さらによくよく見ると、そのカラー剤には、マドラーではなく指を突っ込んで混ぜたかのような形跡がありました。しかも、使用済みのマドラーカップには何も入っておらず、未使用ボックスに入っているマドラーも全部完全に乾燥していました。つまり、マドラーは使っていないことになります。もしかして幽霊がカラー剤を指で混ぜてくれたのか…? いまだに、真相は謎のままです。
<まとめ>
怪奇現象から心霊写真、身近なシザーケースや鏡にまつわる話まで、今年も身震いするような怖い体験談がたくさん寄せられました。もしもみなさんの美容室の鏡や椅子がいつもと違って見えたら、そこには見えない何かが潜んでいるのかも…!?
(取材・文/リクエストQJ編集部 イラスト/てにくま)