見た目は、アウトロー、中身は職人肌のアーティスト美容師が教える!? 尖った個性の磨き方「NOBU’S KITCHEN」Vol.15ゲストOCEAN TOKYO WHITE七五三掛慎二さん、C・crew森田怜さん、内山俊平さん【前編】

尖った個性を放つ美容師が語る、“仕事へのこだわり”とは?

 

 

――今回は、尖った個性をお持ちの方々がゲストなので、ビジュアルであったり、仕事に対する姿勢であったり、こだわりについてお聞きしたいんです。

 

伊藤:たしかに皆さん尖ってますよね、ゲストの二人なんて室内なのにサングラスかけているし。

 

森田:え! じゃあ外します!(笑)

 

 

そそくさとサングラスを外す、素直なお二人(笑)

 

森田:僕は、昔からそうなんですけど、“カッコつけ”なんですよ。だから、モテたいというのがすべての原動力。そういう美容師さん、結構いるんじゃないかな。モテるには売上があった方がかっこいいし、技術も下手より上手い方が断然かっこいい!

 

七五三掛:僕は「やりたいことだけをやる」ということですかね。作りたいものだけをひたすら作っていたらこうなっていたというか。

 

売上をひたすら追ってた時期もありますが、そんな自分に冷めてしまったことがあるんです。そこからは自分の作るものでお客さまを喜ばせたり、やりたいことをやって何か影響を与えたりしたい、と思うようになりました。

 

 

――簡単におっしゃいましたが、やりたいことだけをやり続けるのも難しいですよね。

 

七五三掛:大変です。そういう環境を自分で作ってしまった以上、後戻りはできませんから。一度尖ったら、尖った道で結果を出し続けないといけないという責任感が出てきますよね。

 

 

伊藤:仕事への姿勢で言うと、僕は「一生チャレンジャー」って感じかな。大阪でのキャリアを投げうってALBUMに入ったのも、NOBUさんという追いかける美容師さんがいて、「ここで日本一の美容師になりたい」と思ったからだし。

 

 

森田:そういう意気込みは僕もわかります。僕も、プレイヤーとしてトップで働いていた人気サロンを辞めてC・crewを立ち上げたんですけど、上には上がいるというのを痛感しました。NOBUさんもその一人ですが、すごい人たちを追いかけて、追い越したいというのがモチベーションになっています。

 

――みなさんは台湾で行われたヘアショーでNOBUさんと交流があったんですよね。今回はなんと、現地で交流があった台湾の人気美容師Abby Chenさんが来日中ということで、緊急参加してくださるんですよね!?

 

NOBU:そうなんすよ! Abbyは台湾イチ人気があると言っても過言ではない、カリスマ美容師さん。そして、中国語が話せる僕のお客さまに通訳していただきます!

 

Abby:初めての場で、緊張しています。

 

Abbyさんを囲んで、乾杯!

 

――Abbyさんにも、台湾の美容師さんを代表してどういう風に個性を打ち出しているのかお聞きしたいです。

 

Abby:私は、クールなイメージを持たれていることが多いので、お客さまにもそういう面を出すようにしています。お客さまでも自分のスタイルでも可愛らしい感じは求められていないと思うので。

 

あと、ショーのときは静かな環境が好きだから、なるべく静かにできるように協力してもらっていますね。その方が、Abbyというアーティストに入り込みやすいんです。

 

Abbyさんのオーラに一同見惚れる

 

NOBU:Abbyは一見クールで尖っている感じに見えるんだけど、実は人見知りなんだよね、俺と一緒。仲良くなるとお茶目な一面や親しみやすい雰囲気がある。セミナーやショーでは、すべての人を虜にするカリスマ性もあるし、いろんな面で魅力的な美容師さんです♡。

 

 

Abbyさんが登場してNOBUさんがニコニコ嬉しそうにしているところで、前半は終了。

 

後半は、人気美容師の皆さんからは想像もつかないイケてなかった時代のお話を語っていただきました! 逆境をどう乗り越えてきたのか、ぶっちゃけトークをお送りします。お楽しみに!

 

 

 

プロフィール
OCEAN TOKYO WHITE
代表/七五三掛慎二

早稲田美容専門学校卒業後、都内有名店1店舗を経てOCEAN TOKYOのオープニングから入社。2015年1月にOCEAN TOKYO本店の副店長、その後OCEAN TOKYO本店の店長に就任。2017年2月19日OCEAN TOKYO4店舗目となる【OCEAN TOKYO WHITE】の代表取締役に。# shimetech というハッシュタグをつけて投稿された、バーバースタイルを踏襲したヘアに注目が集まり、ファッション感度の高い男性たちの間で話題。

 

プロフィール
C.crew
オーナー/森田怜

1990年生まれ、福岡県出身。都内有名店を経て、2019年4月1日より神宮前3丁目にC.crewをオープン。卓越したカット技術とセンスのいいカラーで注目を集め、数多くの撮影・セミナーもこなす。モデル・芸能人からの信頼も厚い、今注目の若手オーナー。

 

プロフィール
C.crew
オーナー/内山俊平

1988年生まれ。佐賀県出身。都内有名店を経て、2019年4月1日より神宮前3丁目にC・crewをオープン。丁寧な技術、丁寧な接客、マイペースな人柄でお客様からの支持を集める今注目の若手オーナー。

 

プロフィール
ALBUM GINZA
店長/伊藤佑記

9年間大阪で美容師を経験。骨格に合わせた似合わせカットと、トレンドを取り入れたカラーで大阪地区2年連続売り上げ1位の記録を持つ。
2018年から大阪の店舗とALBUMの行き来をはじめ、2019年に上京しALBUMに入社。その後2019年3月に新店舗、銀座店の店長に抜擢され、社内外からも注目を集める。

 

プロフィール
ALBUM
プロデューサー/NOBU

大阪と東京のサロンで経験を積み、2014年よりALBUMのプロデューサーとして活躍。美容学校生の頃から既存のルールにとらわれず、独自の手法で技術を高め、売り上げ、集客ともに伸ばしてきた実力者。サロンワークのほか、雑誌の撮影やショーのヘア・メイクの仕事も数多くこなしている。インスタグラムのフォロワーは24万4千人。最近では料理人の夢を叶えたいと画策している。

https://www.instagram.com/nobuhair/

 

(取材・文/須川奈津江  撮影/菊池 麻美)

 

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