【前編】高木さんと陽介さんが振り返るOCEAN TOKYO10年の波乱万丈とこれからの10年

若いメンズたちに何がかっこいいのかを教え、“憧れ”を提供できた10年間

 

 

―そうしてすごしてきた10年の中で、OCEAN TOKYOがメンズスタイルのあり方を変えたことも多かったかと思います。世の中のメンズ美容のシーンで変化は感じますか?

 

陽介 男の人たちの美容への意識は圧倒的に上がりましたよね。大きな変化で言うと、今はアイロンを使ってセットするのも当たり前だし、メンズメイク、脱毛も当たり前になりました。10年前はアイロンはもちろん、なんならワックスをつけたことがない人だって多かったですよね。

 

高木 あとヘアカラーですね。あの頃は俺も赤い髪をバカにされたこともあったけど、今や金髪もピンクも緑も普通にいるし、おしゃれの自由度が増えて街もテレビ上でもカラフルになった。

 

 

陽介 髪を派手にすることに対する抵抗が少しずつなくなってきたのかもしれないですね。「男の人が髪にこだわるのもメイクするのもいつか当たり前になる。だから、早く始めた方がいい」というのを若者に教えることができたのがOCEAN TOKYOだと思います。憧れを作ることができたというか。

 

高木 普通の人は誰がどう見てもかっこいい俳優やモデルにはなれないけれど、髪型やファッションで雰囲気変えたらモテるようになるし、顔だけで勝負しなくても自己肯定感が上がるんだよね。それは俺たち美容師も同じで、「自分たちもこうなっていけばいいんだ」というロールモデルを示すことができて、それが時代にもマッチしたんだと思います。

 

 

プロフィール

OCEAN TOKYO

代表/高木 琢也 (たかぎ たくや)

千葉県出身。早稲田美容専門学校卒業。都内1店舗を経て2013年9月にOCEAN TOKYOを立ち上げ、現在は原宿、渋谷、大阪など8店舗を展開。月間技術売上1200万円を達成、ホットペッパービューティーアワードベストスタイルメンズ部門三連覇をするなど業界でも注目を浴びる。2018年10月にNHK「プロフェッショナル~仕事の流儀~」に出演後、本田圭佑に次ぐ二人目の二度目の出演者として2019年5月に再登場。現在は4度の出演を果たしている。2019年5月22日にはじめての著書「這いつくばった奴が生き残る時代道あけてもらっていーすか?」(宝島社刊)を上梓。カミカリスマアワード2022、2021、2020(主婦の友社)では、メンズカット部門で唯一の三つ星を3年連続で獲得した、業界の圧倒的カリスマ美容師。

 

OCEAN TOKYO Sunny

代表/陽介(ようすけ)

千葉県出身。日本美容専門学校卒業。都内の有名クリエイティブサロンを1店舗経験後、OCEAN TOKYOオープニングスタッフとして参画。メンズ・レディースどちらも高度な技術をもつOCEAN TOKYOの二刀流スペシャリスト。可愛さとカッコよさを備えたスタイルで数多くの雑誌のヘアを担当。営業戦略チームとして全店舗の数字戦略を立てると共に、さまざまな企画を打ち立てOCEAN TOKYOを牽引している。

 

(文/須川奈津江 撮影/松林真幸)

 

 

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