LECOでもQUQUでもない、第三のブランド「ØØn」が始動! 重水桃夏×奈津己のツートップに突撃インタビュー
“相互補完”の二人が作り上げるØØn。いずれはLECOやQUQUと肩を並べるようなブランドに

――今まで別の店舗で働いていたお二人が一緒にサロンワークをするようになって、新たな発見などはありましたか?
重水:めちゃくちゃありますね。奈津己のサロンワークを見ていると、私にもLECOにもないデザインを持っているのがわかるから、すっごく勉強になるんですよ。影響されて「奈津己はこうやっていたから、ちょっと真似をしてお客さまに提案してみよう」なんてこともあります。あとでちゃんと奈津己に「どうだった?」ってフィードバックも求めていますし、私はすごく楽しい刺激をもらっていますね。
奈津己:私はシゲさんの技術はもちろんですが、接客を見るのが大好きなんですよ。社内でも接客スタイルが好きなスタッフが何人かいて、「あの接客かわいくていいな」と思うことがよくあって、シゲさんもその1人。シゲさんが賑やかで楽しい人だというのは前から知っていましたが、それを改めて感じます。私のお客さまは静かな方も多くて、自分がカラーを黙々と塗っているのを見ているのが好きという方もいるので、そんなときにシゲさんとお客さまが盛り上がっている会話が聞こえるとすごく嬉しくなるんです。

――先程、相互補完の関係性というお話しもありましたが、実際のサロンワークではそれぞれどんな立ち位置なんでしょうか?
奈津己:私はこだわりが強い性格なので、技術について熟考したり、後輩に指導することが多いです。時には厳しいことも言うのですが、シゲさんは正反対のムードメーカー! 私は場を盛り上げるのは苦手なのでとても救われています。
重水:うちの会社は意外と体育会系な面もあるのですが、厳しさだけだと、どうしてもスタッフは辛くなっちゃうだろうな、と。奈津己が叱咤激励タイプだとしたら、私は寄り添いタイプですね(笑)。
――これから、ØØnでどんな夢を叶えたいですか?
重水:大きな夢としては、LECOやQUQUと肩を並べるようなブランドになることです。そして、ØØnの中身の部分では、ついてきてくれた若手スタッフが「このお店に来てよかった」「学びがたくさんある」と思ってもらえるようなお店に育てていきたいですね。
奈津己:たしかに、ØØnにはこれから輝きを放ってくれるであろうスタッフがたくさんいます。そのスタッフたちをちゃんと育て上げて、まずは内側を固めていきたい。そのことが、のちのち外部からも評価されるようになったらいいな、と考えています。

――若いパワーにあふれたØØnのこれからを心から応援しています! 今日はありがとうございました。
プロフィール

ØØn/ディレクター
重水 桃夏(しげみず ももか)
埼玉県出身。国際文化理容美容専門学校国分寺校卒業後、LECO初の新卒生として入社。感性を活かした独創的で洗練されたヘアデザインと、アニメ、漫画、ゲームなど自身の趣味であるサブカルチャーを通じて多くのお客さまから支持を得ている。
Instagram:@oon_shige

ØØn/店長
奈津己(なつき)
東京都出身。国際文化理容美容専門学校渋谷校卒業後、新卒でQUQUに入社。独自の色彩感覚、バランス感覚で生み出すデザインで、サロンワークのみならず業界誌やクリエイティブの分野でも活躍中。
Instagram:@oon_natsuki
(文/須川奈津江 撮影/菊池麻美)