“おっさんを美女にする魔術師”女装サロン『studio RAAR』岡本めぐみが描く、“変身”の可能性

 

新宿の喧騒を抜けたビルの一角。そこにひっそりと、でも確かに存在する“変身の扉”、女装メイクサロン『studio RAAR(スタジオ ラール)』。RAARで延べ1万人以上の“変身”を手がけてきたのがメイクアップアーティストの岡本めぐみさん。SNSで発信されている普通の“おじさん”が美しい女性に変身する動画は、見る人が驚かされるクオリティです。岡本さんは、どんなきっかけで女装メイクを手掛けるようになったのでしょうか。メイクの力で変身を夢見る男性の人生を彩ってきた岡本さんに、女装メイクの現場やサロン運営のリアルを語っていただきました。

 


 

「メイクで人生が変わる瞬間」──女装メイクと出会った原点とサロン立ち上げまで

 

 

私がメイクの世界に入ったのは18歳のとき。最初は化粧品会社に勤めていて、その後キャバクラで働きながら、メイクの専門学校に通いました。30歳でキャバクラを卒業して、フリーのメイクアップとして活動を始めたのが、今につながる原点です。

 

女装メイクに本格的に関わるきっかけになったのは、あるお客さまとの出会いでした。がっしりとした体格の男性が、「これからニューハーフクラブの面接に行くので、メイクの力で受かりたい」と訪れたんです。本当に山のように大きな男性だったので、正直、不利かもしれないと思いながらもベストを尽くしてメイクしたら、見事に合格。その方は、それまでのキャリアを変えてニューハーフという道を選んだのですが、その後も通ってくださって、「この人をどう可愛くできるか」という好奇心がどんどん膨らんでいきました。

 

 

そこから当時はまだめずらしかった女装サロンに飛び込みで入ってメイクの勉強をさせてくださいとお願いしたり、女装のイベントでメイクのブースを出店させてくださいとお願いしたり、“女装”と名の付くさまざまな現場で経験を積みました。

そして2013年、自分のサロン『studio RAAR』を立ち上げました。最初は女性のお客さまも多かったのですが、口コミで女装のお客さまが増え、次第に女装メイクのサロンとして知られるようになりました。

 

 

今では来店される方の約9割が女装目的のお客さまです。最近では、年齢層も幅広くなってきました。というのも、以前は女装が趣味の方って、40〜50代で財力がある男性が中心だったんですよ。職業も、医師や教師、消防士など“お硬い”仕事に就いている方が多いのも特徴でした。それがここ5年くらいでは、は20代前半や高校生のお客さまも増えています。女装が社会的に少しずつ受け入れられてきたのを実感しています。

 

 
 
 
 
 
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