「好きな美容師ランキング2025」二連覇! いさなさんが語る、2025年の変化と次の挑戦

記憶がないほど濃かった2025年。代表就任、書籍出版、ヘアショーを振り返る

 

 

QJ編集部:今年は、書籍『推しの時代の推される技術』(髪書房刊)も出版されました。

 

いさな:そうなんですよ。本はずっと出したいと考えていて、僕から出版社の方にプレゼンをしました。

 

QJ編集部:これだけSNSにおいて発信力があるいさなさんが、なぜあえて「本を出したい」と思ったのですか?

 

いさな:動画やSNSって即時性が高い分、よくも悪くも流れていく側面がありますよね。もちろん記録として残すことはできるけど、時間をかけて読み返されるものではない。でも本という形であれば物として残るし、受け取る人の記憶や思考の中にも残せます。極端な話ですけど、僕自身が現場を離れたあとも残り続けるものですよね。

たしかにSNSやセミナーを通じて伝えられることもたくさんあります。ただ、セミナーではどうしても技術のプロセス込みの話が中心になります。だからこそもっと根本的に考えていることを、腰を据えてしっかり伝える場として、本という道を選びました。

 

 

QJ編集部:どんなことを伝えたかったのでしょうか?

 

いさな:いつも思うのは、「人生の選択は、全部自分次第」だということです。どのサロンに入るか、今日は練習するか休むか、全部自分で選んでいる。それなのに、どこかで他責になってしまったり、本来美容師になってやりたかったことを忘れてしまったりしている人も一部にはいるな、と感じていて。本には、そんな「忘れ物を思い出してほしい」というメッセージを託しました。

 

 

QJ編集部:ヘアショーのことについても伺いたいです。

 

いさな:ヘアショーは本当にいろいろな舞台を踏ませていただきましが、今年は、意識的に全てのテイストを変えることを選びました。毎回自分の現在地より少し先を狙う挑戦を重ねてきた感覚ですね。

これまでのヘアショーにおいて、どちらかというとメンズのイメージを持たれることが多かったと思うんです。でも今回は、レディースでしっかり切り込むスタイルを作った表現に挑戦したり、逆に切り込みすぎず、全体の雰囲気や質感で見せる構成で演出したり。一方で別のステージではメンズをバチバチに仕上げるなど、全てのステージでテーマと意図を明確にした上で臨みました。

 

 

一昨年前、初めて大舞台に立った時は、「自分がやりたい表現を形にする」ことだけで精一杯でした。ただ昨年からは、「こういう構成で、こういうものを作りたい」「だから、ここはこう見せよう」と、構成と狙いを設定して、作品として作るようになった。一歩ずつですが、確実にレベルを引き上げたい、という意識が強かったですね。

2026年は、ヘアショー自体の出演は減らそうと考えています。出るべき場は出て、引くべきところでは引く。ここぞ、というタイミングで、これまでの挑戦を回収するような一発を見せられたらいいなと思っています。

 

 

>2026年、活躍を“総取り”するために、「コンテスト」への新たな挑戦!

 

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