コロナ禍で青春を奪われた高校生と思い出をつくりたい! TOUCH project@京都市立銅駝美術工芸高等学校

 

 

世界中でその土地の人に「体験したことのない髪型、体験したくてもできない髪型」を提案する「TOUCH project」。賛同するフォトグラファーやスタイリスト、美容師が「髪を通じて、人を笑顔に、世界を丸く。」をコンセプトにワールドワイドに活動を展開しています。

 

これまで国内外を含め、世界を舞台に活動していましたが、今回は京都の高校生と一緒にヘアカットイベントを展開したのだとか。仕掛け人であるミツモリ ヨヒシロさんにプロジェクトの裏側にある想いや、当日の様子についてインタビューしました。サロンから飛び出してクリエイティブ・ワークをしたい美容師さん必見です。

 


 

人生のイベントをコロナ禍で制限されている人たちがいる

 

 

編集部:世界の人々と出会い、クリエイターと協働して作品を残してきた「TOUCH project」。今回、京都市立銅駝美術工芸高等学校が舞台になったのはどうしてですか?

 

 

ミツモリ:高校生だけではないですけれど、中学生も小学生もみんなコロナ禍で、若い貴重な時間は限られているのにも関わらず、行動制限を受けていると思うんですよね。小学校の修学旅行が中止になったニュースなど流れてくるじゃないですか。それって気の毒だと思いませんか?

 

小学校から20代にかけて人生のイベントがたくさんあると思うんですけれど、僕たち大人は一通りそういうイベントを終えています。だから、思い出もいっぱいある。その思い出を制限されている子たちに何かできないかずっと考えていて、それで学校を舞台にした「TOUCH project」をやることにしたんです。

 

 

そこで僕が学校にアプローチしていって、真っ先に「ぜひ」と言ってくださったのが、京都市立銅駝美術工芸高等学校でした。せっかくやるなら、より思い出に残る機会にしたいということで、校長先生をはじめ、学校の先生方が協力してくださり、実現したんです。

 

 

生徒たちがつくった作品と文章、そして対話からデザインする

 

 

編集部:美術工芸高等学校ならではのトライはありましたか?

 

ミツモリ:生徒さんたちも日頃から美術作品をつくっているので、今回のプロジェクトに参加するにあたり、作品をつくってもらうとともに、自己紹介と参加動機について書いた文章を出してもらいました。

 

 

すごく哲学的な文章を書く子もいれば、新しい自分を知る機会にしたいと前向きな参加が伝わる文章など、人それぞれでしたが、きちんと想いをのせてくれる生徒さんが多かったです。「私の魅力」をテーマにした作品を出してもらいましたが、作品を評価したり、選考材料にしたりするわけではありません。あくまで目的は「生徒さんを知ること」でした。

 

 

例えば、サロンワークの場合はお客さまの好きな色やヘアスタイル、仕事や私生活などについて話を聞きます。そうして信頼関係を築いた上で、デザイン提案をしていく。作品と文章を見ることは、それと同じプロセスです。作品と文章を見た上でその子についてのイメージを膨らませて、当日もセッションしながらデザインしていくという流れでつくりました。

 

 

編集部:参加した高校生はどんな様子でしたか?

 

ミツモリ:それはもう、高校生らしくにぎやかに喜んでいました。これはプロジェクトが始まってから知ったのですが、現校舎から新校舎に移るタイミングでもあったんです。だから、生徒のみんなに思い出の風景を教えてもらいそこで撮影したり、建物自体がとても趣のあるものだったので、僕たちも絵になる場所を探してそこで撮影したりするという感じで進めていきました。

 

これまでこういった企画に参加するタイプではなかったが、勇気を振り絞って企画に応募したと言う生徒さんの変身過程

 

>急遽、校長先生がモデル役として参加し、かなり弾けたスタイルに!

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング