逆境を照らす一言が、韓国ヘアのスターを生み出した。 uni 長田タカラのコトダマ

 

第一線で活躍する美容師たちの人生を変えた「恩師の言葉」を紹介する「美容師のコトダマ」。今回は、本格韓国ヘアで人気のuni(ユニ)代表の長田タカラ(オサダタカラ)さんが影響を受けた、心に響いた一言にフォーカスします。逆境の中で耳にした、優しくも前向きな言葉が、夢を手繰り寄せ、人生に変革をもたらしたそうです。今、逆境にいる美容師さんにこそ届いてほしいインタビューです。

 


 

母の再婚相手の言葉「お前は俺の息子だから、やりたいことをやればいい」

 

 

自分のことを不幸だと思ったことはないですが、客観的に見て、子ども時代の家庭環境は恵まれていると言えませんでした。小学校の高学年まで母が女手一つで僕を育ててくれていたんです。

 

美容師という職業に憧れはあったものの、経済的に、美容専門学校への進学は難しいんじゃないかと考えていた時期がありました。

 

しかも僕は、中高生の頃はやんちゃで、周囲に迷惑をかけることもあって。学校の先生から「お前みたいなヤツは、将来絶対に後悔する」と言われたこともありました。でも僕はその言葉を聞いて逆に「今も楽しいし、将来も楽しみたい。ずっと楽しく生きよう」と思ったんですけれどね(笑)。自分がやりたいことを自由にやるタイプだったんですよね。

 

 

そんな調子だったので、母は僕が美容師を目指していることは知っているけれど、本気で取り組むとは思えなかったのかもしれません。そんな中、僕の背中を押してくれたのは、母の再婚相手の父でした。「お前は俺の息子だから、やりたいことは絶対にやらせる」と言ってくれたんです。

 

血縁関係がない父が、僕のことを自分の息子だと言ってくれたし、しかも夢を応援してくれる。この言葉は、僕の中でとてつもなく大きな意味を持つものになりました。その言葉があったから、今の自分がいます。

 

>中高時代の仲間のエール「その道を応援したい」

 

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