不器用だった僕を鼓舞し、美容師人生を動かした言葉と気づき――ハイライトのスペシャリスト、YOLO代表・大牧弘昌のコトダマ

成長するための気づき「プライドを捨て、売れている人から学ぶ」

 

 

その後、業務委託サロンへの転職を経て、さらに技術を磨くためトレンドサロンへ。そこには接客も技術力も高く、月200万円を売り上げるスタイリストが何人もいました。自分よりキャリアが浅くても、あらゆる面で優れている。そんな苦い現実を前にして気づいたのは、「成長するためにはプライドを捨てるしかない」ということ。集客ノウハウも含め、聞けることは何でも聞き、教えてもらう。そうして吸収し続けました。

 

2016年頃、ミニモの流行とともに個人集客の時代に突入します。僕は手数料のかからないInstagramに目を向け、SNS発信をいち早くスタートしました。教わった技術を土台に、当時トレンドだったハイライトを徹底的に研究。試行錯誤で発信投稿を重ねた結果、グレージュハイライトが大きな反響を呼ぶことに。そこから新規のお客さまが途切れることなく来店するように。好きなことに夢中で取り組むうちに月売上は200万円を突破。掲げていた目標を現実にしました。

 

 

この成功が自信となり、「今の自分なら東京でも通用するかもしれない」と考え、28歳で上京することに。目的は、集客サイトに頼らず自力で集客できる美容師になることでした。

 

プライドを手放し、学び続けたこと――それが、自分の可能性を大きく広げてくれた最初の転機だったと思います。

 

 

オーナーの教え「バズるスタイルには、必ず理論がある」

 

 

2年間の東京修行を経て地元・大阪出店を決意。しかし新型コロナの影響で計画は白紙に。前金は戻らなかったものの、物件を解約し、東京に残る選択をしました。ならばもう一度、圧倒的な技術を持つ人のもとで学び直そう――そう決意し、当時ハイライトの技術で圧倒的な人気を誇っていた和泉貴大さん(現・JIL BLAN代表)にInstagramのDMで連絡。和泉さんの独立出店のタイミングと重なり、そのサロンに参加することに。そこで、カットとハイライトを直接学びました。

 

その中で得た大きな学びのひとつが、

「バズるヘアスタイルには、必ず理論がある」

という考え方です。髪の長さに関係なく、人の目を引く“型”が存在し、その型に沿ってカットを連動させればバズは再現できる。理論に基づいて設計すれば、誰でも再現できる技術になる。この知見は今、サロン運営やコンサルティングにも落とし込んで伝えています。理論を知ったことで、感覚に頼っていた自分の仕事が、初めて“再現できる武器”に変わりました。

 

 

>深夜に一言「ここまでやる奴、俺以外で初めて見た」

 

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング