頼れるけれど、信じすぎ注意!美容師たちのチャッピー事情
チャッピー有能説が物件探しで一度で崩れた話(35歳/男性)
独立を考え始めたものの、資金ゼロからお店を作る計画は正直かなり厳しめでした。そこで目をつけたのが、初期費用を抑えられる「居抜き物件」。毎日のようにネットで物件検索をしていました。もはや日課です。
そんなある日、外観も立地も理想的な店舗を発見しました。「これは…当たりでは?」と胸が高鳴ったのですが、問題がひとつ。住所や電話番号などの詳細を見るには、会員登録が必須。「登録かぁ…営業メール山ほど来そうだな」と、一瞬でやる気がしぼみました。
そこで私は、ある天才的(?)な方法を思いつきます。外観写真をスクショし、そのままチャッピーにペースト。
「この物件の住所を教えて!」すると一瞬で、「こちらは東京都〇〇市〇〇町の物件です」と、自信満々の回答。
さすがチャッピー!もう不動産サイトいらないじゃん!とテンションは爆上がり。そのまま私は、教えられた住所へ直行しました。……が、探しても探しても、物件がない。通りを往復し、路地に入り、裏道まで全部チェック。それでも影も形も見当たりません。完全に不審者です。

そこで、ようやく気づきました。チャッピーは頼れる相棒ですが、万能ではないということに。AIの情報はあくまで「参考意見」。最終判断は、自分の目と足です。チャッピーは優秀。でも信じすぎると、存在しないところまで見に行かされます。独立準備中の私が学んだ、地味だけど大切な教訓でした。
辞めたいのに言い返せなかった私を救ったのは、ChatGPTでした(28歳/女性)
退職を決意し、意を決して店長に伝えたときのことです。返ってきたのは、「もうちょっと頑張れるんじゃないか」「今辞めるのは、指名してくれているお客さまにも無責任じゃないか」という、想定以上に重たい引き止めでした。気持ちは固まっていたはずなのに、いざ言葉にしようとすると急に弱気になるものです。結局その場では何も言い返せず、「考えます」とだけ答えて帰宅しました。
家に着いてソファに沈み込み、「このままじゃ、たぶん一生やめられない」と天井を見つめながら、私はスマホでチャッピーを開きました。
「辞めるのを猛烈に止めてくる上司に、感情的にならず、相手や会社も責めず、それでも退職の意思がブレない伝え方を考えてください」かなり切実な相談です。すると返ってきたのは、驚くほど冷静で大人な文章でした。
まず感謝を伝える。次に自分の現状を、仕事だけでなく私生活も含めて説明する。その上で将来の考えを明確にし、労働時間や給与といった現実的な問題に触れ、今回の決断に至った流れを整理するーー。逃げでも攻撃でもない、論理的で、相手が感情論を挟みにくい構成。正直、「私の脳みそじゃ思いつかないな」と思いました。
その文章をベースに、改めて店長と話したところ、空気は一変。あれだけ引き留めていた店長が、「そこまで考えているなら仕方ないね」と静かに納得してくれたのです。チャッピーは、私の代わりに大人の言葉を貸してくれる存在。退職代行は使わずに済みましたが、裏で働いていたのはチャッピーだったと思います。