時間やモノから自分を解放せよ。幸せを最大化するオーガニックな暮らし スタイリスト平均収入1400万を実現した思考とルーティーン -COA 青木 大地の習慣 前編-

手放すものが多いほど、幸せを感じられる機会が増える

 

 

アシスタント時代は、毎朝6時にサロンに行って撮影の手伝いをしていましたし、夜中の3時くらいまで仕事をしたり、練習したりしていました。その結果、1回体を壊した経験もあるんですけれど、でもあの頃のハングリーな気持ちを忘れちゃいけないなと思うんですよね。

 

僕はスタイリストデビューと同時に、不動産投資をスタートしました。というのも、東京の不動産価値が上がる確信があったし、金利も安く、控除もあるから、絶対に得だと思ったんですよね。その読みが当たって値上がりし、売却してまた新しい物件を買うという感じで、そちらの収益も得られるようになりました。不動産以外の投資もしたり、COAの事業もあるから、ちょっと満たされた状態になっていたんです。でも、「このままじゃ自分は危ないな」と思いました。幸せや成功を追求する勢いが止まったら、成長も止まるからです。

アシスタント時代のハングリーな気持ちを思い出すために、あえて家にあるすべてのものを手放してみました。極限まで「ない」状態を作れば、当時のアシスタントのマインドに戻れるじゃないですか。

 

 

引っ越しを機に最近まで部屋にカーテンも布団も照明もなかったんです。日光を遮るものがないため、夏は日焼けしちゃうし、冬は寒いしで、さすがに困ったので、少しずつ必要なものを買い足しているんですけれど(笑)。本当にユニクロのウルトラライトダウンを羽織るだけで寝ていたので凍えていました。照明もないですから暗くて見えなくなったら眠くなるし朝日で目覚めるので僕的には合理的で良い生活でした。 ただスタッフもよく泊まりにくるので さすがにまずいと思い照明は取り付けました。

 

結論として、何もないからこそ、これまでなんとも思っていなかったことが幸せになりました。お湯も出ない時期もあったので夏は水シャワーだったけれど、それも気持ちがいいし幸せ。サロンでみんなに会っているときも幸せ。結局、僕が何を言いたいかというと、やっぱり自分の体や心の声を大事にして、周りのみんなとも一緒にハッピーになれるのが、一番だと思うんですよね。

 

プロフィール
COA
CEO 青木大地

香川県出身。国際文化理容美容専門学校渋谷校卒業。アシスタント時代から月150万を売り上げ、デビュー後は600万プレイヤーに。艶髪のプロフェッショナルとして、メディアから注目を集める。その後、フリーランス期間を経て2021年10月、共同代表の小西恭平氏と共に銀座に『COA』を立ち上げる。オリジナル商品の開発責任者としても活躍中。

Instagaram:@daichiaoki99coa

 

(文/外山武史  撮影/松林真幸)

 

 

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