相手を知り、勝負を仕掛けて点を取る。青木大地の「会食の流儀」 -COA 青木 大地の習慣 後編-
会食は自分を売り込む「点取りゲーム」だ
あと、これはちょっと独特の考え方かもしれないけれど、会食は点取りゲームだと思っています。とにかく自分から勝負を仕掛けていく。会食中に何回相談したか、相手の発言に対して何回質問したか。とにかく相手のことをしっかりリサーチし、会食で何を与えられるか、得られるかを考えているんです。仕掛けていく過程で失言があったり、失礼があったとしても、さらに点をとればいいじゃないですか。そのことをずっと考えながら、目いっぱいしゃべっていますね。
もちろん、ただ話したいことを話しているだけではダメです。まずは相手のことを知らないと、気の利いた話もできないし、得られるものも少ない。相手が経営のプロなら、自社の課題を整理して質問するし、メーカーさんやディーラーさんならシナジーを生み出せるような企画を提案することもあります。会食は、事前のシミュレーションが命なんです。相手をリサーチして、自分から仕掛けて、互いに得られるものを見つけていく。それを楽しむことで、仕事も人生もどんどん拡がっていく気がしています。これからも、点取りゲーム感覚で新しい出会いや学びを楽しみながら、みんなでハッピーになれる場を作っていきたいですね。

- プロフィール
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COA
CEO 青木大地
香川県出身。国際文化理容美容専門学校渋谷校卒業。アシスタント時代から月150万を売り上げ、デビュー後は600万プレイヤーに。艶髪のプロフェッショナルとして、メディアから注目を集める。その後、フリーランス期間を経て2021年10月、共同代表の小西恭平氏と共に銀座に『COA』を立ち上げる。オリジナル商品の開発責任者としても活躍中。
Instagram:@daichiaoki99coa
(文/外山武史 撮影/松林真幸)