「美容師は自分たちこそが最高のモデル」——365日、美のアンテナを張り巡らす -Laf from GARDEN 津田 恵の習慣 前編-

 

都内の人気サロン Laf from GARDEN (ラフフロムガーデン)のアートディレクター・津田恵(つだめぐみ) さんは、多くの若手女性美容師にとって憧れの存在。サロンワークでは、肩の力を抜いたラフでナチュラルなスタイルを得意とし、作品づくりでは「津田印」ともいえる独自の世界観を表現しています。そんな彼女のクリエイティブの源泉ともいえる「習慣」について、お話を伺いました。インタビューは前編・後編の2回、まずは前編からどうぞ!

 


 

銀座に並ぶハイブランドのウィンドウを眺める

 

 

Laf from GARDENは銀座にあり、周囲には数多くのハイブランドのショップが立ち並んでいます。昔、先輩に「Chanelとか、Diorとかハイブランドのウィンドウをちゃんとチェックしておくのは大事だよ」って言われたことがあるんですよ。当時は正直、ピンとこなかったんですよね。「こんな高い服、買えないし」って。

 

でも、美容師としてさまざまなヘアスタイルを考えるようになって、そういうブランドがトレンドを作っているんだなと実感してからは、自然とチェックするようになりました。特にウィンドウを見ることで服の「見せ方」の部分で学べることが多いんですよ。色使いやマネキンの配置、照明の使い方……ブランドごとにコンセプトがしっかりあるから、それを観察するのが楽しいんです。銀座のHERMESなんかもディスプレイが独特で、美術館みたいな感覚で見ています。

 

 

ここ十数年銀座で働いているので街の変化も感じます。以前の銀座は今よりもシックで落ち着いた感じがしました。今はインバウンド向けなのかディスプレイもよりカラフルに華やかになっているなとか。楽しみながら街の空気を感じています。銀座にしろ表参道にしろ、美容師はやっぱりおしゃれな人が集まる街に行った方がいいと思います。そこで生のトレンドを感じることができますから。

 

>服を変えると、仕事の所作も変わる

 

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