毎日の「見る」習慣で感性を磨き、自分をアップデートし続ける -Laf from GARDEN 津田 恵 後編-

 

都内の人気サロン Laf from GARDEN (ラフフロムガーデン)のアートディレクター・津田 恵 (つだめぐみ)さんは、多くの若手女性美容師にとって憧れの存在。サロンワークでは、肩の力を抜いたラフでナチュラルなスタイルを得意とし、作品づくりでは「津田印」ともいえる独自の世界観を表現しています。今回は、そんな彼女のクリエイティブの源泉ともいえる習慣 について、お話を伺いました。インタビューは前編・後編の2回、ぜひ前編とあわせてご覧ください。

 


 

「見る」習慣でクリエイションのヒントを探す

 

 

ヘアショーや業界誌の撮影では、普段のサロンワークよりも「現実離れした世界観」を作ることが多いので、「蓄積したインスピレーション」が役に立つことがあります。たとえば、「あのとき見た布が風で揺れてる感じ、かわいかったな」とか、そういう小さな記憶がクリエイションのヒントになったりするんですよ。でも、そういう発想ってゼロから生み出すのは難しいので、やっぱり「見る」ことが大事。普段からたくさんインプットすることを意識しています。

 

 

なんとなくInstagramをスクロールしていても、「あ、これかわいいな」とか、気になる広告があればすぐに保存。特に、ヘアメイクアーティストやアートディレクター、スタイリスト、デザイナーなど、独特な世界観を持っている人たちをチェックしています。たとえば、ファッション誌のヘアメイクを手がける人たちの仕事って、私たち美容師の視点では思いつかないような発想があるんですよ。「この髪の動かし方、面白いな」とか、「こんな質感の出し方、実際のサロンではやらないけど、撮影ならありだな」とか。そういうのを業界誌の撮影で試してみたりするのも楽しいですね。

 

雑誌もチェックするようにしていて、『VOGUE』や『Numero』みたいなハイファッション系から、もう少しリアルなファッション誌まで幅広く見ます。メイクのコントラストがかわいいなとか、このバッグの色合わせいいなとか、そういう発見がたくさんあるので。

 

>美術館で固定観念を捨てて、今の自分を変える刺激を浴びる

 

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