毎日の「見る」習慣で感性を磨き、自分をアップデートし続ける -Laf from GARDEN 津田 恵 後編-

美術館で固定観念を捨てて、今の自分を変える刺激を浴びる

 

 

「見る習慣」の話でいうと、美術館も好きですね。特に現代アート系の展示が好きです。一番記憶に残っているのは、ニューヨーク近代美術館。やっぱり、画面上で見るだけじゃなくて、実際にその空間に行って、360度いろんな角度から見て感じることが大事ですよね。展示を見たときの「この世界に入り込む感覚」は、写真や映像ではなかなか味わえないものがあると思います。

 

美術館で見る作品が、そのままヘアデザインに直結するわけではないけど、発想の仕方が変わる感覚はあります。たとえば、色使いや空間の使い方を見て、「こういう組み合わせもアリなんだ」とか、「このバランス感、面白いな」って思ったり。そういう意味で、美容師の仕事とは直接関係しないけれど、非日常的なものを見ることは大切なんです。頭の中が活性化される感じがするんですよね。

 

 

結局、自分だけで考えていても限界があるんです。「どうやったら、今の自分を超えられるんだろう?」って常に考えています。作品作りをしていると、「もうこのスタイルは飽きちゃったな」と思うこともある。じゃあ、どう変えたらいいんだろう?って考えるときに、いろんなデザインを見たり、他のアーティストの作品をチェックしたりすると、すごく参考になるんです。だからこそ、刺激を受けるために新しいものを見たり、学んだりするのが大事だなと思います。

 

>他サロンのカットを生で見ると、驚きや発見がある

 

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