毎日の「見る」習慣で感性を磨き、自分をアップデートし続ける -Laf from GARDEN 津田 恵 後編-

他サロンのカットを生で見ると、驚きや発見がある

 

 

あとはやっぱり、美容の技術も生で見ることが大事なのかなと。だから、セミナーにはどんどん行ったほうがいいなって思いますね。サロンごとにカットの仕方も違えば、デザインの発想も全然違う。業界誌もよく見るんですけど、誌面に載るのは仕上がりばかりじゃないですか。でも、セミナーだとその過程をリアルに見られるのがすごくいい。

 

最近お邪魔したセミナーでは美容師さんが、めちゃくちゃ切り込んでいて「よくモデルさん、こんなに切らせてくれたな…!」ってびっくりしました(笑)。カラーの強さやデザインの方向性の違いも感じましたね。それぞれの美容師さんが、それぞれの流儀で技術を磨いてきているから、「この発想、自分にはなかったな!」っていう驚きがたくさんありました。

 

 

カットの角度ひとつとっても、サロンごとに違うやり方がある。それを見るだけでも、学びがある。今さら別のサロンの修行に行く時間はないけど、カットを生で見る機会があるのはすごく貴重ですよね。

 

もちろん、今の時代はインスタとかSNSの影響も大きくて、昔とは違う流れになってきているけど、それでも「実際に現場で学ぶこと」の価値は変わりません。だからこそ直接、伝えること、共有すること、継承することは、大事なんだろうなと感じています。

 

プロフィール
Laf from GARDEN
アートディレクター
津田恵(つだめぐみ)

兵庫県出身。大阪ベルェベル美容専門学校美容科通信課程卒業。関西で2店舗を経験後、24歳でGARDEN(東京・原宿)に転職。トレンドを取り入れつつ、その人にフィットする似合わせスタイルを得意とし、幅広い世代のお客さまから支持を得ている。数多くのファッション誌やヘア撮影、ヘアショーなど、外部活動にも力を入れている。
Instagram:@megutsuda

 

(文/外山武史  撮影/菊池麻美)

 

 

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