毎月の参拝で心を整え、家族をチームに――大きなリュックに責任を詰め込んで生きる -MERICAN BARBERSHOP ヌマタユウトの習慣 後編-
神戸発の『MERICAN BARBERSHOP(メリケン バーバーショップ)』でクリエイティブディレクターを務めるヌマタユウトさんは、大物アーティストやアスリートからも厚くリスペクトされています。福岡店での斬新な店舗づくりや、高校サッカー部へのヘアカット支援など、さまざまなシーンやニーズに応じた施策を次々と展開する、業界を牽引する話題の中心人物です。今回は、そんなヌマタさんの「習慣」についてお話を伺いました。インタビューは前編・後編の2回、ぜひ前編とあわせてご覧ください。
毎月1日は、頭を下げて鳥居をくぐり、2礼、2拍手、1礼
4、5年前から一日参りを習慣にしています。成長が鈍化して悩み始めたときに行きはじめました。今は調子がいい時も悪い時も必ず参拝します。店舗に近い「金王八幡宮」に通ってます。僕らはバーバーをやってて、アメリカのポマードやバリカンを使っているけれど、結局は日本人なんですよ。日本人独特の美意識や伝統をアップデートしている人間こそ、良いものを生み出すことができると思ってます。
参拝のルールもしっかり守ります。鳥居をくぐるときから心を整えるし、ちゃんと脱帽して、眼鏡をはずして、礼をしてから入ります。お賽銭を入れて、2礼、2拍手、1礼を守る。そして1カ月の出来事を感謝とともに報告する。ちなみに、賽銭の金額は決めてないです。そのとき掴んだ額がそのとき必要なお賽銭だと思っているので。あとは、必ず17時までに済ませることがルール。夕方になると神様がいなくなるっていわれているからです。
良いことも悪いこともプラスに捉えて、神様に報告するとすっきりする。毎月やっているので、帰るときは「今月もまたよろしく頼みます」、来るときは「また来ました」という感覚になる。もう完全に習慣化されているし、お礼の心が余裕の源ですね。