朝サウナ&ジムで「ととのう」39歳美容師の“ゆるストイック習慣” -CASI 並木一樹の習慣 前編-

 

ハサミを握る瞬間もSNSで感性を磨く合間も、感情の波に飲まれない。その秘訣は誰でも今日から試せる“整え方”にありました。中目黒に位置するこだわりの隠れ家サロンCASI(カシ)代表であり、Youtubeでも人気を集める並木一樹(なみきかずき)さんが明かす、仕事と私生活を軽やかに彩るマイルールとは。多面的な役割をこなす裏側には、タイムマネジメントを超えた“自分調律”が隠されているとか。静けさを味方にする朝の過ごし方から休日に訪れる“聖地”まで、習慣にまつわる話を聞きました。インタビューは前後編の2回です。まずは前編からどうぞ。

 


 

「フラットでいること」が、僕の仕事の土台

 

 

自分自身を常にフラットな状態へ整える。それが僕の習慣です。独立してからというもの、サロンワークだけでなく経営やマネジメント、採用や数字管理など、考えるべきことが増えてきました。

 

そのぶん、日々の中で自分の心に余白があるかどうかで、判断の質や行動のトーンが大きく変わってしまうと実感しています。ふとした瞬間に「あ、今の自分、余裕がないな」と気づくことがある。そんな時は大体、言葉がとげとげしかったり、空気がピリッと張り詰めてしまっているんですよね。だからこそ、「メンタルの揺らぎをできるだけ鎮めて、心を整えた状態でいること」が、日々の仕事の土台になると考えています。

 

そのために最も意識しているのが「朝の時間の使い方」です。僕にとって朝は、自分をチューニングし直す大切な時間。たとえば、朝サウナに行く、ジムで軽く汗を流す、読書に没頭する。これらの習慣が、1日のスタートを安定させてくれるんですよ。

 

 

すべてを完璧にやろうとすると疲れてしまうので、“ゆるストイック”が僕の方針です。『ゆるストイック』という本に出会って、「ストイック=無理をすること」ではないと知ったとき、すごく救われました。極端に早く起きたり、毎日絶対に続けないといけないわけではなく、できる範囲で断続的にでも続けていけばいいのだなと。毎朝4時に起きる生活はしていませんが、だいたい6時から6時半の間に自然と目が覚めるようになってきました。

 

>朝サウナは、自分を“今”に引き戻す場所

 

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