書いて、撮って、旅をして。「心を整える」美容師の自己管理術 -CASI 並木一樹の習慣 後編-
自分自身が整っていることが何より大切
ジム、サウナ、ジャーナル、Vlog、神社――気づけば僕の生活は“整える習慣”で満ちています。以前は気持ちの波に揺さぶられることも多かったけれど、今はこのルーティンたちが僕を日々のフラットな状態へと導いてくれます。美容師という仕事は、技術を磨くだけではなく、人と向き合う感情のコントロールも求められるもの。だからこそ、自分自身が整っていることが何より大切だと感じるんです。
気持ちが整えば、仕事も人間関係もスムーズになる。だからこそ、自分の軸を保つために日々“整える”という選択をしているんです。もし今、「最近なんだか心が揺らぎやすい」「余裕がなくてイライラしてしまう」――そんなふうに感じている美容師さんがいたら、まずは“朝サウナ”をおすすめしたいです。
朝のサウナは、まるで瞑想をしたあとのような静けさと集中力をもたらしてくれます。しかも早朝は空いていて、静けさの中で自分に向き合えるのがいいんです。時間に余裕があれば、神社で手を合わせ、海を眺める。きっと次の1歩を軽やかにしてくれます。

- プロフィール
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並木一樹(なみきかずき)/『CASI』代表
1986年生まれ、東京都出身。日本美容専門学校在学中から、ストリートスナップ企画や読者モデルとしても活躍。卒業後は都内有名店に入社し、店長などの要職を経て7年後に独立。2021年2月、中目黒に『CASI』をオープン。2018年に本格的にスタートしたYouTubeチャンネル「NAMIKAZU」ではおしゃれな私生活を発信し、現在登録者数6.5万人超え。
Instagram:@casi_namiki
YouTube:@NAMIKAZU
(文/外山武史 撮影/松林真幸 MIKAN inc.)