自律神経を自在に操る!? 経営・育成・現場で張り詰めた神経を緩めるルーティーン -iki TENDOさんの習慣 前編-

 

サロンワーク、スタッフ育成、経営判断――3方向から押し寄せるプレッシャーをiki代表TENDOさんはどう受け止め、どう調律しているのか。燃え尽き症候群寸前まで走り続けた彼がたどり着いたリセット法とは? 「ととのう」をキーワードにしたTENDO流セルフケアの秘訣を聞きました。本企画は前編・後編の2回に分けて紹介します。今回は前編です。

 


 

燃え尽き症候群で気づいた限界

 

 

これまで誰にも言ってこなかったんですが、念願だった店舗拡張を果たしたあと、燃え尽き症候群のような状態になってしまったことがあります。

 

いざ店舗拡張を実現すると、毎日サロンワークをしながらスタッフ育成や経営判断、お客さま対応など、朝から晩まで頭がフル回転している感覚。やることが次から次へと出てくるのに対して、気持ちは全くついていかない。気づけば夜中でも頭が冴えて眠れなくなり、何とも言えない不安感が続きました。はたから見れば「順調そう」に見えていたかもしれませんが、そんな状態だったんですよ。

 

 

そんなときに出会ったのが「自律神経失調症」という言葉でした。自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが乱れ、体と心のリズムがうまく調整できなくなる状態のこと。不眠状態、イライラ感、やる気が出ないなど症状は人によりさまざま。たまたま付き添いで行った病院で、ついでに診てもらった医師に「自律神経失調症かもしれない」と言われたときは、妙に納得しました。

 

交感神経は仕事中や緊張しているときにアドレナリンが分泌され、心拍数や血圧が上がるいわゆる“戦闘モード”をつかさどる神経です。一方、副交感神経はリラックスモードをつかさどり、心拍数や血圧を下げて呼吸を深くし、心を落ち着かせる働きがあります。僕の場合、交感神経が優位で、ずっとアクセル踏みっぱなしだったんですよね。でも僕は薬で治療というのが性に合わないので、自力で自律神経を調整しようと思ったんですよね(笑)。

 

>90℃サウナ×15℃水風呂で「ととのう」メカニズム

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング