宅トレも風呂も、仕事のうち。“使える体”のつくり方。最高のリカバリー習慣 -Liner代表 伊藤恵一の習慣-【前編】
お風呂は単なるリラックスではなく、“発想と回復の時間”

お風呂の時間も大切にしています。冬場は特に、1時間から長いときは1時間半くらい湯船に浸かります。昔はシャワーだけで済ませることも多かったけど、40代になってから体を温める大切さを実感して、しっかり湯船に入るようになりました。
半身浴をしながら本を読んだり、動画を観たり。特にアスリートや経営者のインタビュー動画が好きでよく観ています。野球をやっていたこともあって、アスリートの言葉には共感することが多いんですよね。「美容師とアスリートって似てるな」と思うこともよくあります。どちらも、地道に積み重ねていくことでしか結果が出ない仕事だから。その人たちの考え方や習慣を聞くと、自分の仕事にもつながる気づきがあるんです。

お風呂に入る時間って、体が温まって筋肉がほぐれて、頭の中も整理されていく。考えごとが多いタイプなんですけど、湯船に浸かっている間は、自然に考えがまとまってくるんです。「今日はこうしてみようかな」とか、「あのデザインの方向性、これで合ってるかもな」とか。気づいたらいろんなアイデアが浮かんでいます。
熱いお湯につかって汗をかいて代謝を上げると、体も頭もスッキリする。仕事で疲れが溜まっていても、不思議とお風呂に入るとリセットされるんですよね。