宅トレも風呂も、仕事のうち。“使える体”のつくり方。最高のリカバリー習慣 -Liner代表 伊藤恵一の習慣-【前編】

定期ケアと日常の意識で保つプロのパフォーマンス

 

 

リハビリや整体にも、定期的に通っています。もともとストレートネックになりやすい体質で、首や肩が固まりやすいんです。昔は痛みが出ても「そのうち治るだろう」と放っていたんですけど、今はパフォーマンスを落とさないためにも、週1でしっかりケアするようにしています。

 

今通っているのは、整形外科とリハビリ施設が併設されているところ。診断を受けて、そのまま専門のスタッフさんに施術してもらえるんです。しかも保険診療だから、安い。なのに、首や肩を20分しっかりほぐしてもらえるのは本当にありがたいです。「体を整えるのは仕事の一部」と思っているので、もう生活のルーティンになっています。「仕事のパフォーマンスを下げないための投資」っていう感覚ですね。

 

 

食事については、そこまで厳しく制限はしていません。ラーメンが大好きなんですけど、夜に食べるのは控える程度。月に1回くらい、自分へのご褒美として食べる感じですね。あとは塩分の摂りすぎで翌日にむくむのが嫌なので、外食のときもなるべくスープは残すようにしています。

 

コロナの自粛期間中は、時間があったので鶏肉と野菜中心の食生活を心がけていました。ただ、やりすぎるとストレスになるので、今は「続けられる範囲で意識する」ぐらいがちょうどいいと思っています。

 

 

体の調子がいいと、サロンワーク中の姿勢も自然とキレイになるし、集中力も続く。そうやって自分の“体という道具”をいい状態に保つことが、結果的にお客様の満足にもつながる。体のメンテナンスを怠ると、どんどん切れ味が悪くなる。だから僕にとって筋トレも整体も食事も、全部「自分を整えるための仕事」なんです。

 

(文/外山武史  撮影/菊池麻美)

 

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