バレエで整い、旅でほどける。“趣味”がくれた第二の呼吸で「自分を整える」－SCREEN GINZA MAISON. 橋本佳奈の習慣－【前編】
「頭を空っぽにする旅」という最高のルーティン
私にとって旅行は「頭を空っぽにするための時間」です。今年はハワイ、その前はベトナム、その前はパリ……と毎年仲の良い友人とどこかしら海外に行っています。
旅先では本当に無計画。「眠くなったら寝る、お腹が空いたら食べる、歩きたくなったら歩く」という感じ。ギャラリーを見つけたらふらっと入るし、可愛いお店があれば気まぐれで立ち寄る。
旅行に行って「時間に縛られない」って、究極の贅沢だと思うんです。無計画とはいえ、宿だけは必ずこだわります。1年に1度のご褒美なので、少し背伸びしてでも「泊まりたいホテルに泊まる」。私の旅は「ホテルで過ごす時間」が中心なので、その空間から受ける刺激も大きいです。
サービス・インテリア・空間の使い方……美容師として学びになることばかりです。ちなみに、ハワイではスカイダイビングをすることだけ事前に決めていました。人生で一度はやりたかったことだったんです。
最後にもうひとつ大事にしているのが、愛犬・MUKUとの散歩。朝6時に起きて、30分ほど歩くのが理想のスタートです。太陽の光を浴びて、コーヒーを片手に川沿いを歩くと、頭の中がスッと整理されます。実は昨日塩辛いものを食べて「写真を撮ってもらうのに絶対むくむ」と思っていたのに、朝散歩したらむくまなかったんですよ（笑）。身体も心も整えてくれる大切な習慣です。
- プロフィール
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SCREEN GINZA MAISON.
店長 橋本佳奈（はしもと かな）
滋賀県出身。関西美容専門学校卒業後、2014年に「SCREEN」（兵庫・神戸）に入社。3年半のアシスタント期間を経てスタイリストデビュー。姉妹店「SISTER.BY SCREEN」の立ち上げにも参加し、サロンワークとクリエイションの両軸で経験を積む。2020年、「SCREEN GINZA MAISON.」オープンとともに店長に就任。現在は銀座と神戸の２拠点を往復しながら、月３週間を銀座、１週間を神戸で勤務するスタイルで活躍中。サロンワークに加えて撮影、セミナー、ヘアショーなど活動領域を広げ、JHA2025（ジャパンヘアドレッシングアワーズ）で準グランプリを受賞。
Instagaram:@screen_kana
（文／外山武史 撮影／菊池麻美）
