東京で埋もれないために朝を味方にした 毎朝6時半、デザインはそこから始まる -THE STRAMA春宮 雅之の習慣-【前編】
6時半起床から始まる、思考を整えるルーティン

コーヒーメーカーを6時半に予約していて、豆を挽く爆音で否が応でも目が覚めます。コーヒー豆は深い味のものを選びます。眠気と戦うので、ガツンと目が覚めるような深煎りがちょうどいい。毎回少しずつ違う豆を試しながら、朝のスイッチを入れています。
コーヒーを飲みながら少し頭を空っぽにして、そのあと必ずシャワーを浴びる。朝のシャワーは、僕にとって思考が一番冴える時間です。
鏡に映る自分をぼんやり見ていると、「このデザイン、どう組み立てようか」「この仕事、どこを詰めるべきか」と考えていたことの答えが不思議と浮かんでくる。気づいたらシャワータイムが一番思考を整理できる時間だった、という感覚です。

通勤は自転車でだいたい20分。確実に一人になれる時間です。自転車は、人とかぶらないものを選びたいタイプで、オランダ製の電動自転車に見えない、珍しいモデルに乗っています。乗っている人が少ないし、街に溶け込みすぎない感じが気に入ったので。
サロンにいれば、どうしても人の気配や会話が入ってくる。でも自転車に乗っている時間と朝のシャワーの時間だけは、完全に自分だけのもの。一定のリズムでペダルを漕いでいると、頭の中も自然と整ってくるものなんですよ。
