インスタ「#美容師あるある物語シリーズ」で、全国の美容師から共感を集める、謎のイラストレーターTAKUOの正体とは?

ランキング投稿では2千「いいね!」を獲得。 架空の人物だから本音が言える!?

 

 

ランキングをはじめたのは、フォロワー数が800人ぐらいを超えたころ。美容師ではない一般の方から「美容師さんがおすすめするシャンプーを教えてほしい」という質問があったんです。

 

僕はシャンプーに詳しいわけではなかったので、自分の意見だけでは参考にならないなと思い、アンケートを取りました。それをランキングにしてみたら、それが過去最高のいいね!数を記録したんです。これはおもしろいなと思って、もう一度やってみたらものすごい量の回答がきました。

 

 

歴代1位は、「オススメシャンプーRANKING」。4ヵ月前に投稿したのですが、未だに記録が塗り替えられていません。あとは、美容師さんに月収いくらなのかを聞いた「お給料RANKING」も反響が大きかったですね。「給料を教えてくれる人いるのかなあ」と不安に思っていましたが、521人も回答してくれました。

 

上位にランクインしていたのが業務委託の人が多かったので、この投稿を見た方からは、「業務委託ってそんなに稼げるんですね」といった率直な感想や、「ランキングを見て、いろいろ考えさせられた。今のサロンで続けるかどうか考えようと思う」といった反応もありました。

 

こうやって、美容師のみなさんが、本音を打ち明けてくれたり、アンケートに答えてくれるのは、きっとTAKUOが匿名の人物だからなんだと思います。

 

気がついたら情報共有の場に。イラストは「希望」を与えるためのひとつの手段

 

 

今、僕のInstagramは、全国の美容師さんから集まった情報を共有する場所のようになっています。このことに、どんなメリットがあるかはまだわからないけど、見た美容師さんが視野を広げるきっかけになればうれしいと思っています。

 

アンケートや悩み相談を通じて自分の知らないことが聞けるのは、僕もフォロワーさんも同じ。イラストレーター活動をしはじめたことで、過去の自分は所属サロンでのルールしか知らなかったんだと知りました。反応や結果が出るたびに、自分の知っている世界より美容業界はもっと広いんだと感じます。

 

たぶん、僕がイラストレーター活動を続けるのは「よりよい美容業界にしたいな」という思いがあるから。

 

美容師っておもしろい職業なのに、つらい仕事だと思われているのが嫌なんですよね。最初は仕事の愚痴みたいな投稿をしていましたが、最近は美容師を目指している高校生も見てくれているから、その子たちに「美容師っていい仕事だな」って希望を与えるような作品にするようにしています。

 

>求人募集をはじめた理由。儲けようと思ったわけじゃない?

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング