「つねに絶対に感動させようと思っている」ボウズ☆ミクラス・オーナーURAさん流のおもてなし
JR総武線の本八幡駅の南口から徒歩3分、駅前の大通りから1本入った路地裏に、
ブリキのロボットが飾られた一風変わったサロンがあります。
サロンの名は、『~BOUZU MiCRUS~ボウズ☆ミクラス』。実はここ、ヴィジュアル系やパンク系のファッションや髪型が好きなお客さまから圧倒的な支持を集める、知る人ぞ知る超隠れ家サロンなのです。
ヴィジュアル系のサロンがたくさんありそうな原宿ではなく、あえてこちらのサロンを訪れるのはなぜなのか?
「ボウズ☆ミクラス」の魅力を探るべく、お話を伺ってきました。
ホームーページで自分たちらしさを前面に押し出した
-突然ですが、とても目立つ内観ですね。ロボットもいるし、すごくユニーク。
「ありがとうございます。大通りの目立つところにあるサロンではないので、とにかく目立たなきゃと思って、インテリアもロボットも派手にしています。ただ、このロボット、子どもたちにすごく人気はあるのですが、地元の人はこの内観を見ると、「派手すぎる」となかなか入ってきてくれませんね(笑)」
-そうなんですね(笑)。やはり、ヴィジュアル系やパンク系のお客さまが多いんですか?
「僕自身、ヴィジュアル系やパンク系のスタイルが好きですし、得意としているので、お客さまも自然とそういう方たちが多くなっていますね。バンドマンやバンドマンが好きな子とか」
-URAさんは、子どもの頃からヴィジュアル系のファッションやロックが好きだったんですか? それで美容師になりたいと?
「実は、美容師ではなく、別の道に進もうとしていたんですよ。でも、たまたまある美容師さんと出会って髪を切ってもらいに行くうちに、美容師になりたいなと思って、専門学校には入り直したんです。でもそのときはそこまで本気ではなくて、ワインディングのテストも1年間落ち続けていたし、ブローも1回落ちているし。ただ、カットだけは自信があって、1回で合格しました。スタイリストになってからは、美容師という仕事がとても面白くなってきました」
-原宿など、都内のサロンで働いたあと、「ボウズ☆ミクラス」をオープンしたんでしたよね? ヴィジュアル系といえば、原宿というイメージなのですが、なぜ本八幡にオープンしたのでしょうか?
「ゆくゆくは原宿にもお店を出すつもりでいたので、まずは千葉の中でも東京に近い場所ということで、本八幡を選びました。最初は、千葉近辺のお客さまを想定していたのですが、都内や神奈川県、名古屋、新潟など、かなり遠くからもお客さまがいらっしゃいます。バンドマンやそのファンの方が多いので、『東京にライブを観に来たから』とライブ前に寄ってくださるお客さまも多数いらっしゃいますね」
-遠い地域から来店してくれるというのは、うれしい想定外だったんですね。
「Men’s spiderなどのヴィジュアル系雑誌に出させてもらったこともあり、そこからのお客さまも多くいらっしゃいますね。ただ、圧倒的多数なのは、『ロングウルフ』で検索してくるお客さまです。もともとは、某有名サイトに髪型やサロン情報を掲載していたんです。でも、そのサイトを覗きに来る方とうちにいらっしゃるお客さまの好みとは、だいぶかけ離れていたので、これでは意味がないなと。うちのお客さまは、ゆるふわとか、フェミニンとかのワードは不要なんですよね。そこで、自分たちらしさを前面に出せるように、HPにヘアスタイルをたくさん載せたんです。そうしたら、HPを見て来店してくださるお客さまが大幅に増えました。
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