お客様に信頼されることが、自分自身の生きる喜びに
就職活動中の美容学生に、どんなサロンで働きたいかと尋ねると、「楽しく働けるサロン」「先
輩がやさしいサロン」という声が多い。しかし、本当にそれが最優先でいいのだろうか。
「私たちの仕事は、お客様に喜んでいただいて成り立っています。お客様に喜んでいただくためには、技術が必要です。そして、その技術は簡単には身につきません。技術を習得するまでには壁がありますし、楽しいことばかりではないでしょう」
そう話すのは、ピュアハーツの柘植代表。同氏自身、今でも週四回はスタイリストとして店に出て、お客様の信頼と期待に応えることと向き合っている。
「学生から社会人というのは、サービスを受ける側から提供する側に替わるわけですから、その気持ちの切り替えも必要です。例えば、休日の使い方も学生と社会人では違うはず。ピュアハーツでは、まずはその姿勢から学んでもらいます」
そんな同店だからこそ時には厳しいことを言うこともある。
「大切なのは、『何を言われたのか…』ではなく、『なぜ言われたのか…』ということ。私たちは正しいことや必要なことを、愛をもって理解してもらえるまで諦めずに伝えるということはとても重要だと感じています」
シャンプー、パーマ、カラー…、美容師にとっては毎日のことでも、お客様にとっては数ヵ月に一度、身も心もリフレッシュするために美容院を利用する、という人も少なくない。
「自分の技で人を喜ばすことができ、信頼していただくことができるのは、この仕事の醍醐味。人生にとっても、こんなに幸せなことはないでしょう。美容師が技術を磨き続けるのは、そのためです。何のために練習をするのか。言われたからやるのか。決まっているからやるのか。すべては自分自身の未来の成長のためだということは、忘れないでいてほしいです」
最後に仕事を通じて、どんな人になってほしいのかも聞いた。
「親孝行できる人ですね。真の親孝行とは、『あなたの親でよかった』と言われる存在であることだと考えます。そういう人は、自然とお客様からも愛される美容師になれると思いますよ」
ピュアハーツで、自分の夢をカタチにしてみてはどうだろうか。