採用担当が語る“本気の採用基準” fifth編 「絶対にfifthで働きたい」という情熱を見たい

美容業界で理想のキャリアを築きたい美容学生や転職希望者に向けて、人気サロンの“リアルな採用基準”を紐解く本シリーズ。今回は「fifth」にフォーカス。
採用を担当する小川皓功(おがわてるいさ)さんに応募者に求める人物像や面接時にチェックしているポイントなど、チームプレイを重視するfifthの採用の裏側について伺いました。
新卒・中途。共通しているのは“ビジョンへの共感”
-新卒採用では、どのようなポイントを重視していますか?
・fifthで働きたいという情熱
何よりも大切なのは、「fifthで働きたい」という強い情熱。
その意欲を何で判断するかというと、来店頻度やサロン見学、fifthでの実習経験など、面接に至るまでにどれだけ積極的にfifthとの接点を持とうとしているかです。
特に、就職ガイダンスやセミナーといった学校が用意してくれた機会だけでなく、自らアポイントを取ってサロン見学に来たり、実際に施術を受けに来たりするなど、「自分から動けているか」を重視しています。
熱意は言葉よりも行動に表れるものだと、私たちは考えています。
・学生時代の継続性
また、学生時代に何か一つのことを継続して取り組んできたかも大切なポイントです。
それはSNSの発信でも、技術練習でも、部活動でも構いません。具体的なエピソードを聞かせてもらえると嬉しいですね。
内定された方が長く活躍できる環境を整えるのは私たちの仕事ですが、そもそもその方に「同じ場所で努力を続けられる力」があるかどうかを知りたいと考えています。
また、意欲や継続力を測る一つの指標として、欠席や遅刻の回数も確認しています。
もちろん、それが多いからといって不合格になるわけではありません。
ただ、社会に出てから欠席や遅刻を繰り返すと、どうしても「やる気があるのかな?」と疑問を持たれてしまいます。
fifthに入社する以前に、社会人としての準備を整えておくことがベストだと思います。
-中途採用では、どのようなポイントを重視していますか?
・ゼロからのスタートを受け入れる覚悟
新卒と同様、やはり情熱を最も重視します。fifth groupは、中途入社のスタイリストの方もアシスタントからリスタートします。もちろん経歴に応じてチェック項目があり、スタイリスト基準はありますが、基本的にはどれだけキャリアが長くても、です。それでも私たちと一緒に働きたいと思えるか、もう一度1から技術を学び直したいと思えるか。そのあたりのご本人の考えを確認しています。
・ワンチームで共に働くことのできる協調性
また、fifthはどの店舗でも「ワンチーム」という意識で仕事をしています。スタイリストでも、手が空いているならシャンプーをする姿勢は変わらず全員接客・全員技術で取り組みます。役職は単なる役割なだけであって、上下関係で理不尽に接する人はいないです。とにかく、お店全体で協力しあって気持ちよくお客さまと向き合いたいと考えているので、そのスタンスを理解していただけるかどうか、協調性についてはチェックしています。
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