世界的カラーリスト岩屋真がオランダ移住へ。家族全員で心機一転、新たな生活をスタートさせる理由と次なる挑戦とは

国内カラーリストの先駆者であり、2024年には世界的コンテスト「LIVE FASHION HAIR AWARDS」で最高の栄誉である「Creative Colourist of the Year」を日本人で初めて受賞した岩屋真(いわや・まこと)さん。昨年12月末にNOOS(ノス)代表の座を退き、今年3月からのオランダ移住を見据えて活動拠点をassort(アソート)』へと移しました。世界的な評価を得てきた岩屋さんが、なぜ海外移住という道を選んだのでしょうか。assort tokyoに伺い、移住を決めた理由と現在の想い、そして今後の活動についてお話を聞きました。
オランダ移住を決めた背景と現地での働き方

――4月からオランダ・アムステルダムに移住されるとのことですが、どのような経緯でこの流れになったのでしょうか。
ちょうど2年ほど前、代表を務めていた『NOOS(ノス)』でオーストラリア出店の話が出たんです。そのときに海外移住を決め、引き継ぎなども準備していましたが、ビザなどの問題が重なり、最終的にオーストラリア移住は難しいという結論になりました。それでも、すでに心は移住を決心していましたし、子どもたちも今年3月に中学・高校・保育園の卒業を控えており、受験もさせていなかったんです。そんな頃にKenさん(小林憲さん/assortグループCEO)とお会いして話をしたところ、オランダはビザが取得しやすく、assortアムステルダム店であればすぐに働けるという話になりました。

――移住先は、とくにオーストラリアにこだわっていたわけではなかったんですね。
そうですね。英語圏であれば、という感覚でした。もちろん共同代表の2人や家族にも相談しましたが、会社としては移住する準備は進めていたので、僕の意向を汲んで承知してくれました。同じく美容師の妻は高校時代をイギリスで過ごしているため、イギリスが近くなることを喜んでいましたね(笑)。子どもたちは最初こそ「えーっ!」という反応でしたが、オランダは“世界一子どもが幸せな国”とも言われるほど教育面が充実しているため、そうした話をしていくうちに前向きになりました。昨夏には一度現地を見ておこうと思い、初めてアムステルダムを訪れたのですが、何もかもが最高でした。自転車を借りて住宅街も見て回りましたが、街並みも人の雰囲気も良く、ワクワクしましたね。

――現地の職場はどのような環境ですか?
スタッフは6人ほどで、全員日本人です。オランダは多民族国家のため、お客さまは多国籍。サロンワークはassort tokyoと同様に、一席を使ったマンツーマンスタイルです。顧客ゼロからのスタートですが、むしろそうした環境に身を置きたかった。誰も僕を知らない場所へ行きたかったんです。assortは認知度が高いため、フリーで来店されるお客さまを担当していく形になります。セミナーなどは一旦封印し、現地ではまず1年間サロンワークにフルコミットする予定。自分をしっかり適応させたうえで、これまでの知見を活かし、assortの発展に尽力していきたいと思っています。