最速デビュー!ロケットスターター美容師 SKILL編 “負けたくない”という覚悟が導いた、異次元の努力量。狂気的努力でつかんだスピード昇格

サロン歴代最速デビューを果たしたスタイリストにフォーカスする企画「最速デビュー!ロケットスターター美容師」。スピードがすべてではないけれど、誰よりも早くステージに立つには、並外れた覚悟と戦略、そして“やり切る力”が必要なはず……!
今回登場するのは「SKILL(スキル) 渋谷メンズサロン」の店長・小林圭祐(こばやしけいすけ)さん。入社から約10カ月でデビューを果たし、初月85万円、半年で売上250万円を突破。24歳にして店舗を率いる存在へと駆け上がりました。しかし、一度は美容師を辞めた経験も……! スタイリストデビューを目指すすべての若手美容師に届けたいストーリーです。
カリスマ率いる有名メンズサロンで味わった挫折

編集部:“最速デビューのすごい人がいる”と聞き伺いました。まずは、デビューまでの期間を教えてください。
小林:デビューまでの期間は、SKILLに入社してから約10カ月です。僕は新卒ではなくて、2年目のタイミングでSKILLに入りました。なのでまっさらなゼロスタートというよりは、ある程度できることもある状態ではあったんですが、やり方が全然違ったので、ほぼ一からやり直した感覚です。
編集部:最初に勤めたのは別のサロンだったんですね。
小林:新卒で入ったのは学生時代からずっと憧れていたサロンです。「この人みたいになりたい」と思えるカリスマ美容師がいました。
本店配属で、レベルも高くて、上下関係も今の時代では珍しいくらいしっかり存在していました。いい意味で厳しくて、礼儀や立ち振る舞い、先輩への接し方などはそこでかなり鍛えられたと思います。

練習も毎日やっていました。営業後はほぼ最後まで残っていましたし、「やらないと上に上がれない」というのは分かっていたので、練習しないという選択肢はなかったです。ただ、そこで一度燃え尽きてしまったんですよ。
周りのレベルがあり得ないくらい高く感じて、未来が見えなくなったというか…。「この先、自分はどうなるんだろう」と想像できなくなってしまって、美容師を辞めてしまいました。
美容師を辞めて自販機ジュース補充のお兄さんに

編集部:サロンを辞めるだけでなく、美容師も辞めてしまったんですか?
小林:正直、美容師が嫌になっちゃったんです。美容師としての自分が想像できなくなっていました。
それで、3カ月間、自動販売機のドリンク補充の派遣をやっていたんです。トラックで回って、ひたすら補充する仕事です。最初は「自動販売機ってこうやって入れるんだ」って新鮮でしたし、怒られないし、評価もないので、ある意味楽でした。
でも、ずっと頭の中にあったのは美容師のことでした。街を歩けば誰かの髪型を見ちゃうし、何より、サロンの同期のことが忘れられなかったです。
「あいつらは今もあの環境で頑張ってるのに、自分は何してるんだろう」って。