最速デビュー!ロケットスターター美容師LOND編 “ちゃらんぽらん”美容学生が月売380万スタイリストへ。すべては一度の飲み会から始まった

サロン歴代最速デビューを果たしたスタイリストにフォーカスする企画「最速デビュー!ロケットスターター美容師」。スピードデビューが全てではないものの、誰よりも早くステージに上がるには「志」と「戦略」と「努力」が欠かせないはず!
今回登場するのは、兵庫県から上京し、わずか8カ月でスタイリストデビューを果たした池袋Lond soleil(ロンドソレイユ)のエグゼクティブスタイリスト田靡羽玄(たなびきうげん)さん。デビュー3年目にして月間売上アベレージ300万円を記録するまでに躍進しました。しかし意外にも、入社直前まで「スタイリストにはいつかなれればいい」というぐらい、野心も熱意もなかったと言います。そんな彼の意識を一変させたのは、ある“飲み会”での出来事でした。一夜の出会いをきっかけに人生のギアが一気に上った田靡さんのロケットスタートストーリーです。
ちゃらんぽらんな美容学生をロケットスターターに変えた奇跡の日

編集部:早速ですが、田靡さんが美容師を目指したきっかけは?
田靡:美容師になろうと決めたのは中学の時です。従兄が美容師をやっていて、かっこよかったんですよね、それがまたイケメンで(笑)。ちょうどおしゃれに目覚め始めた時期でもあって、それまで1000円カットしか行ったことがなかったのですが、美容室に行ってみたんです。そうしたら初めて自分の理想の髪型になって、めちゃくちゃ嬉しくて。「こんな喜びを人に与えられる仕事があるんだ」と思って、美容師になりたいと考えるようになりました。
編集部:上京してLONDに入ろうと思った理由は?
田靡:正直、そこまで深く考えていたわけじゃないんです(笑)。どうせやるなら東京でテッペン獲りたいなぐらいのノリでした。LONDを選んだのも「東京の有名サロンに入りたい」「名前がかっこいい」「給料が高そう」みたいな理由です。その頃は本当にまだちゃらんぽらんで、成績もよくないし、気分が乗らなければ学校もサボるし、先生にも「おまえに東京のサロンは無理だ」と言われていましたね。
編集部:そこからわずか8カ月で最速デビューということは、どこかで意識の変化があったのでしょうか?

田靡:ありました。まさに奇跡のXデーです。LONDは入社前からシャンプーなど練習を見てもらえる制度があるのですが、僕は家が遠いので参加していませんでした。入社3日前に上京して、「暇だし行ってみるか」くらいの軽い気持ちで、初めてシャンプーレッスンにいったんです。
そこで出会ったのが、僕の前に最速デビューを果たした一つ上の先輩でした。とにかく熱い人で、「夢は何?」と聞かれたんです。僕はどちらかというと熱く語るのは苦手で…。でも社会人ってこういう感じなのかなと、とりあえず「有名になることです!」って答えました。そうしたらその日のうちにLONDのスタッフと、他のサロンの有名美容師さんが集まる飲み会に連れていかれて。正直まだ業界のことを何も知らないし、話している内容はよくわかりませんでした。ただそこにいる人たちの美容に対するすさまじい熱量だけは伝わってきました。そのときに、「この人たちみたいになりたい」と思って、一気に火がついたんです。最速デビューを意識したのも、その日が初めてでした。
考えるのが苦手なら圧倒的に手を動かす!アシスタント時代の試練と努力

編集部:入社直前に一気に火がついたんですね。入社後は最速デビューに向けてどんな過ごした方をしていましたか?
田靡:自分が考えることが苦手なのはわかっていたので、だったら圧倒的な量をやるしかないと思ってとにかく手を動かしました。営業後は毎日終電まで、休日は1日12〜13時間多いときは15時間以上やることもありました。当時はアカデミーという練習会を店舗で開催していたのですが。自分が受講する日じゃない日にも参加して、無理やり場所を開けてもらって練習していました。

編集部:カリキュラムはどのように進むのでしょうか?
田靡:シャンプー、カラー、パーマ、縮毛矯正、ウィッグカットと段階的に進んでいきます。その後、モデルカットを最低120人。30人ごとにテストがあって、カウンセリングから仕上がりまでを見てもらい、120人を終えたら最終試験という流れです。
編集部:途中つまずいたことはありましたか?
田靡:ウィッグのウルフレイヤーがものすごく苦手で、テストに7回も落ちました。そのとき、一度だけ同期に順位を抜かされたんです。それで負けん気に火がついて、「絶対に追い抜き返す」と思って、さらに練習量が増えました。
>まさかのSNS活用術。頑張りを発信して先輩を巻き込み、最速デビューへ