【上手くなりたいなら実験だ!】そもそも美容師が「実験」する理由って何!?(後編) —読むレッスン

 

「薬剤を自在に使いこなすためには、薬剤と髪の毛の限界を知る必要がある」と話すのはDADA CuBiCの西戸裕二(にしどゆうじ)さん。前編で紹介したパーマとヘアカラーの薬剤を使った実験に引き続き、後編となる今回は実験をするべき理由を伺いました。西戸さん曰く、実験を繰り返すことで、技術を学ぶモチベーションや成長のチャンスが生まれるそう。

 


 

目標に近づくために、勝負できる幅を広げる手段が実験

 

真似たいヘアスタイルがあったり、つくりたいものができたり、なりたい美容師像を見つけたり。これらは美容師が成長するうえでの、モチベーションのひとつです。「実験」はそういった目標ができたときに、自分の可能性を広げるひとつの方法だと考えています。

 

前編で「0と100」という話をしましたが、ケミカル施術に限らず、0から100を知っている人と、30から70しか知らない人では、勝負できる持ち駒が違いますよね。知識や経験の幅が狭ければ、それだけできることも限られてしまいます。0から100を自分の経験値にすれば、勝負できる幅を大きく広げることができます。

 

特にパーマやヘアカラーなどのケミカルな施術は、自分でやってみないと結果を目の当たりすることができません。まず自分でやってみること。そして0と100を知ったら、70の場合は? 80の場合は? 90の場合は? と、刻んで試していき、答えを見つけていってください。大きく広げて狭めていく…。そういった考え方は、ケミカル施術以外の技術やデザインのトレーニングにも生かせると思います。

 

実験から生まれる疑問が、視野を広げる機会となる

 

 

実験がおすすめな理由は、まだあります。理系が苦手な人にとって、ケミカル系の勉強は難しく感じられがちです。でも遊ぶような感覚で行う実験なら、楽しみながら学んでいけるのではないでしょうか。しかも実体験を通した学びなので、納得感も得やすいと思います。

 

上手くなるには、疑問を感じる脳が必要です。

 

なぜ、どうして、と考えるところから、視野が広がり、技術を学ぶモチベーションは生まれます。実験を1つすると、新たな疑問がまた出てくるはず。それを繰り返すことで、髪と薬剤への理解が深まり、ケミカル施術を自分自身でコントロールできるようになっていきます。教わった調合で決められた時間通りに施術していれば、失敗はしないかもしれません。でも成長のチャンスとなる、疑問も生まれないのでは、と思うのです。

 

疑問を感じ、考え、試してみる。そういった習慣がつくと、日常生活でのモノの見方も変わるでしょう。

自分の頭で考えて進んでいける美容師になれるような気がします。

 

>サロンでできる、遊びのような実験の提案

 

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング