採用担当が語る“本気の採用基準” REDEAL編 日々の継続とアップデートがカギ
継続して発信している人は好印象
－採用担当として思わず好印象を抱くポイントは？
・毎日SNSを更新し続けている
日々の行動量が多く、毎日動画を作っているなど継続して発信している人は好印象です。というのも、面接時と実際に働いたときの印象にギャップがないからです。
僕たちは、SNSは自己開示の場と考えています。毎日発信している人ほど、本来の人柄が自然と滲み出るものなんです。また、個性があっても「ああ、こういう人なんだな」と事前にわかるので、採用側としてもいきなり身構えずに済みます。一方で見せ方が上手いだけの人は、実際に働き始めてから“アラ”が出て、印象が逆転してしまうことも。
さらに発信しているものが動画であれば、文章や写真よりもよりリアルな印象を事前に知ることができるため、結果的に「ギャップがなくて素直でいいな」と感じやすいです。
−逆にマイナスなイメージを抱くポイントは？
・言っていることと、やっていることが違う
面接時に判断することは正直難しいのですが、いざ入社して蓋を開けてみると、「あれ？ 面接時に言っていたことは何だったの？」となるケースがたまにあります。例えば、「休日は少なくて良いので、早くデビューしたいです！」と言っていた方が、結局休日が多い働き方を選択したりなど。もちろん、休日が多い働き方自体が悪いわけではありません。ただ、結果的に面接での発言と実際の行動にズレが生まれると、採用側としては嘘をつかれたように感じてしまうんです。
だからこそ、面接では良く見せようとするより、自分の本音を率直に伝えてほしいと思っています。そのほうが双方にとってミスマッチがなく、気持ちよく働き始められます。
－採用された方に共通している点はありますか？
・仕事が趣味
「美容師が好き」「仕事自体が趣味」ということですね。時代的にワークライフバランスが問われますし、メリハリをつけて働くことはとても大切なことです。だけど、お客さまが任せたいと思うのは、やはり本気で美容に向き合っている美容師だと思うんですよね。僕たちがそういう姿勢で仕事に臨んでいるからなのか、やらされているのではなく、自主的に、むしろ積極的に楽しんで仕事をやり続けるようなスタッフが集まってくるように感じます。
－早期退職された方に共通している点はありますか？
・仕事へのモチベーションがそこまで高くない
新卒入社のスタッフはほとんど退社しませんが、中途スタッフの場合は少し事情が異なります。REDEALには仕事へのモチベーションが高いメンバーが多く、強制ではないものの、営業前やサロンワーク後に自主的に練習へ取り組む姿が日常になっています。
そのため、同じ熱量を保つことが難しく、周囲のペースについていけずに退職してしまうケースが過去にはありました。
－採用残り枠1名に対して最終候補者が2名。最終的にどうやって決める？
人となり、SNSの発信力、ファッション、作品などのチェックポイントを改めて細かく精査し、どちらかが際立つ要素を見つけます。それでも判断がつかない場合は最終面接を行い、「1週間毎日動画を投稿する」という課題を出します。投稿のクオリティと取り組み方を見て、総合的に採用者を決定します。
－最後に、新卒・転職者のみなさんにメッセージをお願いいたします。
・常に自分をアップデートさせることが大事
新卒生の皆さんは、最初から完璧である必要はありません。大切なのは、なんでもいいので“他者に負けない、自分だけの強み”を見つけ、それを主体的に伸ばしていくこと。誰かに与えられたものではなく、自分の意思で磨いた力は、必ずあなたの武器になりますし、REDEALもそうした姿勢を持つ人を魅力的に感じます。
中途の皆さんは、まずは「なぜ転職することになったのか」を丁寧に振り返ってみてください。原因は環境だけでなく、自分の中にもあるかもしれません。その上で、自分が成長できる環境を選んでほしいと思います。それがREDEALかもしれないし、そうではないかもしれません。どんなキャリアの方でも、自分をアップデートし続ける姿勢こそが、未来を切り開く力になると考えています。
- プロフィール
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REDEAL inc.／
CEO
中村雄樹（なかむらゆうき）
埼玉県出身。埼玉県理容美容専門学校を卒業後、都内有名店に入社。2020年、25歳で埼玉・大宮に『REDEAL』を立ち上げる。その後、同エリアに2店舗を展開し、2023年東京・渋谷に『REDEAL SHIBUYA』をオープン。書籍の上梓、ABEX最年少出場、カミカリスマ認定、1000万プレイヤー輩出、カラー剤プロデュースなど、多岐にわたり活躍中。
Instagram：@hanpen_redeal_0815
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