30over美容師に聞いた、自分はもう若くないと悟った瞬間エピソード10選
私っていつの間にやら大御所!? 悪気のない一言がナイフのように刺さった瞬間 (37歳/女性)
今年の新卒が入社してきたとき、新卒の社員たちに既存のスタッフの自己紹介のようなものがありました。3年目のアシスタントリーダーが新卒にスタイリストの紹介と説明をしていたのですが、そのときに衝撃の紹介のされ方をしました。
アシスタントリーダーが、私のほうを指しながら、「トップスタイリストの〇〇さんです!」と言うと、新卒の子が「えっ! めっちゃ若いのに、もうトップスタイリストなんですね!」と驚いていました。美容師はファッションなどが自由なので、実年齢より若く見えたりすることはよくあるのですが、新卒の子たちが「めっちゃ若い」と言ってくれたことに、「私って若く見えるんだ…」とちょっとうれしい気持ちでいたんです。

ところが次の瞬間、アシスタントリーダーが「お前ら失礼だぞ! あの人はもう美容師歴18年の大ベテランなんだから」って言ったんです…。大ベテランって…。アシスタントリーダーに悪気がないのはよくわかるのですが、悪気がないのが逆にグサッと刺さってしまいました。そうか、私はいつの間にか大ベテランと呼ばれる年齢になっていたんだ、と自分の歳を感じてしまいました。これから大ベテランの自覚を持って、頑張っていきたいと思います。
毎年恒例の金髪ヘアに何だか違和感…。自分の未来像が見えてしまいショック(38歳/女性)
私は若いころから金髪にするのが好きで、毎年夏は金髪に染めていました。恒例のことだったので、梅雨くらいになるとアシスタントにお願いして金髪に染めてもらっていました。
ところが去年の夏、いつものように金髪に染めてもらった後、鏡を見たとき、初めて自分の金髪姿に何か違和感を感じたんです。「あれ? なんか金髪似合わないかも…」と思ったんです。
ダブルカラーで白っぽく染めた金髪の自分を鏡で見ていると、「あれ? おばあちゃんっぽくない?」って思ってしまったんです。おそらく、肌が老化しているのでしょう。目尻のシワやうっすら出てきたそばかすやシミ、それがホワイト系の金髪に合わなくなってきたんだと思います。おばあちゃんみたいに見えて、好きな金髪にもできなくなっていく自分に歳を感じてしまいました。若いときは、周りにどう見られてもいい! 私は一生金髪! くらいに思っていたんですが、誰に言われたわけでもないのに、自分で違和感を感じてしまったんです。周りのスタッフに聞いてみたら「そうですか? 気にしすぎですよ」と言われましたが、どうにも違和感がぬぐえず、結局茶髪に戻してしまいました。今年の夏から金髪を卒業です…。
>初対面で年齢を言い当てられた店長。新卒アシスタントが店長の年齢がわかった理由とは…