人気サロンの採用担当者が語る採用のポイント「LIM」編

世の中のライバルの多さを早く知ることが大切

 

 

店内1

 

-最後に、新卒・転職者のみなさんにメッセージをお願いいたします

 

美容師は終身雇用のない特殊な仕事なので、自分の夢や目標を自分で定めて動いていかないといけない時期がいずれくるはずなのですが、今の若い世代には、いつか夢が自分の前に降ってくるのを待っている人が多いなと感じています。

 

よく「夢がないんですよね」と平気で言ってしまう人がいると思うんですが、それは「僕は自分のこと何も考えていないんですよね」と言っているようなものだと思います。技術やセンス、経験で飯を食うんだという覚悟次第で美容師人生が豊かになるかどうかも決まってくると思うので、小っ恥ずかしくても、早いうちに自分の夢を設定して具体性を持たせることが大切だと思います。

 

また、学生は井の中の蛙にならないよう、今のうちにコンテストにたくさんチャレンジするといいと思います。学内だけだと「自分はセンスがある」と感じる子も多いと思うのですが、一個人としての能力や経験、覚悟を持つためにも、戦える場所があるなら積極的に出て、誰かに認められる、誰かに否定される、そして、「世の中にはライバルがこんなにもいるんだ」と気付く経験をしておいた方がいいと思います。

 

プロフィール
LIM+LIM店長/トップスタイリスト

木村太一(きむらたいち)

美容師を「ヘアースタイルからそのヒトを創るデザイナー」と考え、お客さまと向き合う所から自身のデザイン作りを始める。頭の形、生え際、毛流を見極め、その人にしかない個性を引き出すデザインを得意とする。

 

(取材/文・阿部夕華)

 

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