人気サロンの採用担当者が語る採用のポイント「RITZ」編

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就職を目指す美容学生や転職者に向けて、人気サロンの採用担当者が採用のポイントを語るシリーズ第十三弾。夢に具体性を持たせることの大切さが語られた「LIM」編に続き、今回は「RITZ」の採用を担当する、林麻美子(はやしまみこ)さんに直撃します。

 


 

評価基準にあてはまるかではなく、個性を重視

 

-新卒者に対しては、選考時にどのようなポイントを重視していますか。

 

面接は主に管理職が行うのですが、新卒者とは世代が異なるので、こちらの物差しで見ようとすると、どうしてもその子のよさが見えてこなかったりすると思うんです。

 

ですので、決まった評価基準はあえて設けず、興味を持っていることや今その子が見ているものについて尋ねたりして、その子の個性をできるだけ引き出すようにしていますね。どれだけ準備してきても、やっぱりみんな緊張してしまうので、そこからどれだけ個性を引き出せるかはこちらの力量だと思っています。

 

-中途の応募者に対しては、選考時にどのようなポイントを重視していますか?

 

中途に関しては、それまで働いていた美容室を辞めて新たな環境で働くということに対して、緊張感やプレッシャーを自分に課せていないと成長は難しいと思います。

 

ですので、「いつまでにデビューする」「自分はこういう役割ができる」といった入社後の目的意識や、「ここだけは誰にも負けない」という自分の武器が本人のなかで明確に理解できているかどうかがポイントになります。

 

スポンジのような吸収力を持つ素直な子が◎

 

-採用担当者として思わず好印象を抱くポイントについて教えてください。

 

新卒については、元気のよさはもちろんですが、あらゆることをスポンジのように吸収できる、素直で柔軟性のある子が理想です。新卒者というのは、まだ人生経験も少なく、これから何にでもなれる子たちだと思うんです。ですので、その時点で「あれはいや」「これはいや」と言ってしまう子よりも、自分が知らないことに対して興味を持てたり、貪欲になれたりする子に好印象を抱きますね。

 

そして中途に関しては、やはり自分の目的がしっかりしているのがわかると、一緒に働いていきたいと思えます。また、仮採用の通達後に技術チェックとしてシャンプーを実践してもらうのですが、シャンプーの工程を見ればその人の接客対応や実力がわかるので、そこがしっかりしていると入客も早い段階でできるかなと感じますね。

 

-採用された方に共通している点はありますか?

 

互いを認め合い、よいものをよいと言えることが共通点だと思います。実際に、入社当初は素直さが足りなかった子も、何年か働くうちに人を認めることができるようになるんです。

 

スタッフ同士とはいえ、いい意味でライバル同士でもあるので、そのなかで

「悔しいけれど、ぐうの音もでない」という経験をすることで、素直に相手の話を聞いたり、よいものに向き合おうとする気持ちが芽生えるのだと思います。

 

>100%でないことは伝わってしまう

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