“答え”は行動で示す!『ANSWER』代表・内田佳佑が語る、月間売上1000万超を記録した美容師の「挑戦する生き方」と新店誕生物語

 

 

2025年6月、渋谷の明治通り沿いに誕生した注目のヘアサロン『ANSWER(アンサー)』。オープン初月から多くの支持を集め、話題を呼んでいるこのサロンを立ち上げたのは、都内有名店で圧倒的な実績を築いてきた内田佳佑(うちだけいすけ)さんです。ストイックなまでに美容と向き合い、着実に結果を出し続け、30歳を目前にして独立という大きな決断を下しました。なぜ、このタイミングで出店を決意したのでしょうか。そして、『ANSWER』に込めた想いとはーー。独立に至った心境の変化や、未来を見据えたビジョンを伺いました。

 


 

独立を決めた理由「挑戦しない自分に、後悔したくなかった」

 

――まずは、『ANSWER』のオープンおめでとうございます。独立には驚きましたが、もともと独立願望はあったのでしょうか?

 

内田:ありがとうございます。実は、独立したいという気持ちはまったくなかったんです。とにかく「美容師として結果を出したい」、その一心で走り続けてきましたから。老舗サロンから原宿のトレンドサロンに転職し、環境が大きく変化したことで美容に対する考え方や価値観が大きく変わりました。原点に立ち戻ってメンズヘアの習得に取り組み、そして会社を一緒に大きくするために5年半全力でやってきて。月売上1000万、1200万と一つひとつ目標を達成し、セミナー登壇、ヘアショー出演など、かなり充実したお仕事を経験させていただきました。

 

ありがたいことに、独立のお誘いも各方面からいただきましたが、最初から誰かとやるのは僕にとって意味がない、すべてを自分で背負ってこそ挑戦になる、と思っていて。だから、やるなら完全に一人でスタートする覚悟が必要でした。






――その中で、独立を決断したのはどんなタイミングだったんですか?

 

内田:”目標をクリアしたら次へ進む”というのが、僕の中のサイクルで。その延長線上で次の目標を考えたときに、ふと「ゼロから自分でやってみたい」という気持ちが芽生えたんです。そのまま前社に留まって、さらに高みを目指す選択肢もあったと思います。ただ、人生1度きり。将来、「あのとき挑戦していれば」と後悔するのは辛いと思ったんです。大好きな先輩、慕ってくれた仲間たちと離れるのは寂しかったし、ものすごく悩みました。でも、最終的には「自分の気持ちを優先しよう」と腹を決めました。





 

――29歳という年齢も、要因だったのでしょうか?

 

大きかったですね。「独立するなら20代のうち」と思っていたので、ここで動かなかったら一生しない気がしていて。会社とも何度も話し合い、人として真摯に向き合っていただきました。決意したあとは出店に向けてサポートしてくれて、オープンしてからもたくさんのスタッフにも来ていただいて…本当に感謝しています。

 

計画的な独立ではなかったので、正直、貯金も十分ではなくて(笑)。でも、ありがたいことに結果を出していたおかげで、融資も通り、なんとか開業することができました。







>「基本を徹底する」――サロンづくりの原点にある信念



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