apishのメンズヘアを牽引!老舗が挑む、新たな伝説。山崎恭平プロデューサーが描いたØVARL誕生の軌跡

 

伸び悩んだ時期を経て、SNSがバズって飛躍!





――スタイリストデビューは、いつ頃でしたか?

 

デビューは3年3カ月目でした。パーマには自信があったので、お客さまに喜んでもらえる確信はあったんですが、最初はなかなか集客が伸びなくて。渋谷で客ハンもしてみましたが、思うような成果は出ませんでした(笑)。そこで地元の友達全員にLINEを送ったら、予想以上にたくさん来てくれて。本当にありがたかったですね。僕の高校はスポーツが盛んで坊主の男子が多かったんですが、わざわざ髪を伸ばして来てくれたり、初めてのパーマに挑戦してくれたりしたんです。

 

今では笑い話ですが、アシスタント時代は営業後から施術を始めるので、一人にパーマをかけても終電ギリギリまでかかることもあって。友達が終電を逃してしまって、うちに泊めたこともありました。そんな経験もいい思い出です。 集客に苦しんでいた頃は、「勢いのあるメンズサロンに移った方がいいのかな」と迷ったこともありましたが、結果的にはapishで続けて本当に良かったと思っています(笑)。






――踏みとどまったんですね。集客は、どのタイミングで軌道に乗ったんですか?

 

3年前にインスタの投稿がバズったんです。それがきっかけですね。自分でパーマスタイルをセットするリール動画だったんですが、それを見て「同じ髪型にしたい」と来てくださるお客さまが増えて。ちょうどその頃は波巻きスタイルが流行っていて、オーダーも集中しました。

 

もともと自分を前面に出すのはすごく抵抗があったんですが、先輩から「もっと自分を出したほうがいい」とアドバイスをもらって思い切って挑戦しました。当時は福岡のめしこさんのセルフ動画が流行っていたので、参考にしながら朝昼晩の1日3投稿を続けて。正直かなり大変でしたけど、1度バズると「次も外せない」というプレッシャーで、やめたくてもやめられない状態でしたね(笑)。今では楽しみながら投稿できています。





――でも、その経験がかなり糧になったのでは?

 

そうなんですよ。やっぱり「見せ方」が一番鍛えられました。例えば2分の動画なら、どこを切り取れば一番カッコよく見えるかを瞬時に判断できるようになったんです。自然と研究の時間になっていて、客観的に自分を見る力が養われたと思います。






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