エイプリルフール、嘘で終わらなかった美容師達の大事故集

彼氏いない設定、崩壊。エイプリルフールの大炎上(26歳/女性)

 

指名のお客さまを2人同時に掛け持ちしている、バタバタの時間帯。雑談も半分オート操縦になっていた私は、完全に気が緩んでいました。1人のお客さまとの会話中、エイプリルフールだし…と軽い気持ちで、「実は最近、彼氏と別れたんですよ」と嘘をひとつ。すると想像以上に真剣な顔で、「え、大丈夫ですか?最近ちょっと元気なさそうでしたもんね」と、全力で心配モード。あ、これ、ちゃんと回収しなきゃと思い、「嘘でーす!エイプリルフールでーす!」とネタばらし。「なーんだ!」と笑ってくれて、無事着地。…したと思っていました。

 

しかし、その会話を後ろの席で待たせていた別の男性の指名客が、しっかりバッチリ、全部聞いていたのです。実はそのお客さま、少し前に告白めいたことをしてくれていて、その場をやんわりかわすために、私は「うちの店、トップスタイリストになるまで恋愛禁止なんです」という、我ながら苦しすぎる設定で逃げていました。その存在をすっかり忘れたまま、「彼氏と別れた」発言→「嘘でした」まで披露してしまった結果、低めの声でこう言われました。「…え?彼氏いたんですね。嘘ついていたんですね」

 

 

そこから話は急転直下。「待てば付き合えるのかと思って通っていたのに」「騙された気分です」と、不信感MAXの修羅場に突入。完全に私の軽率な嘘が原因でした。美容室は壁に耳あり障子に目あり、全席フルオープン。会話は必ず誰かに聞かれている前提で話すべき。エイプリルフールでも、人間関係に関わる嘘はリスクが高い…と学びました。

 

クビになるって嘘ついたら、本社が動いた話(32歳/男性)

 

いつも通り出勤し、常連のお客さまと雑談している時、ふと思い出しました。「あ、今日エイプリルフールだ」。ちょっと冗談を挟んでみよう。軽い気持ちで、こう言いました。「実は、最近ミスが続いていて…クビになるかもしれないんですよね」

 

完全にネタのつもりでした。するとお客さまの表情が一変。「え!?クビ!?それはおかしいでしょ!」本気で心配し始め、そのあとずっと励ましてくれる展開に。さすがに申し訳なくなり、「嘘ですよ!エイプリルフールです!」とネタばらし。「そうなの?本当に大丈夫?」少し不安を残しつつも、その場はなんとなく着地した…はずでした。

 

翌日。本社から連絡が入りました。「お客さまからお電話がありましたが、何かありましたか?」血の気が引きました。どうやらその常連さん、「嘘と言ったのは、心配させないための強がりなのでは」と思ったらしく、本社に直電。「あの人は頑張っているんだから、絶対に辞めさせないでください!」まさかの擁護電話。店長、エリアマネージャーに呼び出され、事情説明。その場は笑いで済んだものの、冷や汗は止まりませんでした。

 

お客さまは、自分が思っている以上に担当美容師のことを見てくれている。軽い嘘が、会社を動かすこともある。エイプリルフールは、笑いで済む距離感を見極めないといけない日だと痛感しました。

 

>笑っていいのは誰?会計で起きた最悪のエイプリルフール

 

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