マジで命かけてます! アスリート美容師3人が語る“苦しい”の先にあるスポーツの魅力

苦難や困難の先にある「感動」と「充実」を求めて。登山&クライミング美容師のYOKE 江原 堅志さん

 

 

――あなたが「登山とクライミング」をはじめたきっかけを教えてください。

 

幼少のころから自然や、冒険要素のある遊びが好きでした。小学生のころ、すでに子どもだけで簡単な登山や渓流釣り、川下りなどをしていました。中学生のころは水泳部でしたが、ワンダーフォーゲル部の活動にも参加し、高校に入ると山岳部に入部。後に部長を務めました。

 

今も、中学や高校の仲間と一緒に登山やクライミングの活動をしており、刺激をもらっています。

 

――「登山とクライミング」の魅力を教えてください。

 

スキルを身につけないと行くことのできない山頂や難易度の高い岩壁があり、お金や時間だけでは解決できないことがあるところが好きです。それは室内のクライミングでも同じです。また、ときに命に関わることもあるため、その技術に嘘が通用しないところも。

 

僕にとって登山は今まで自分がやってきた練習や経験が正しいかを確かめる試験みたいなもの。

 

楽しみって「楽」と書きますが、僕が主に求めるのは単純な楽しみではなく「成長」や、ときには苦難や困難の先にある「感動」と「充実」です。

 

 

――「登山とクライミング」にどのくらいの時間を使いますか?

 

サロンの営業前や営業後に週3〜4回ほどクライミングジムへ行き、主にボルダリングのトレーニングを行っています。その他の日程は、簡単なストレッチや体幹トレーニングなどを行なっています。

 

また、月に1回ですがスポーツクライミング日本代表選手の専属トレーナーも行う千葉啓史(ちば ひろし)氏より、身体操作のパーソナルトレニング(チバトレ)を受けています。

 

実際に自然の中で登山やクライミングをするのは月に1〜2回ほど。登山は冬場がメインなのですが、日帰りや1泊、長くて2泊までが多いです。また、海外には年1回ほど、スイスやフランスなどに9日くらい行っています。過去に、ブライトホルン、マッターホルン、エギーユ・ドゥ・ミディ、モンブラン、メンヒ、アイガーなどに登っています。

 

室内も外も行きますが、僕にとって練習と本番の境はほとんどなく、たとえ室内のボルダリングでもかなり本気でチャレンジしていることに変わりはありません。

 

2014年マッターホルン登頂の記念

 

――「登山とクライミング」が美容師の仕事にどのような影響を与えていますか?

 

1日の計画性のあるルーティンや、一つ一つ大切に決めて行くところ。また、難易度の高い髪質や骨格の方のカットが好きなところなどは、僕の仕事スタイルに影響を与えていると思います。

 

 

プロフィール
YOKE
上級顧問/クリエイティブ・ディレクター 江原 堅志(えはら けんじ)

東京都八王子市出身。住田美容専門学校を卒業後、都内老舗有名店を経てAKsに入社。2011年より同店の代表を務め、2015年にYOKEに移籍。サロンワーク、セミナー講師、一般誌、業界誌等の撮影など幅広く活躍している。クライミングではアルプスの名峰を制覇。釣りではメーカーサポートが付くなどプロ級の腕前を持つ。

 

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