月売り上げ30万から社内最速マネージャーに! 起死回生の「倍速人生」第3回TONI&GUY村田 勝利(むらた しょうり)さん

 

近年、学生時代から精力的に活動を行い、超スピードでキャリアを積む若手美容師の方をインタビューする連載「倍速人生」。

 

今回は、TONI&GUYの村田勝利(むらた しょうり)さんに登場していただきます。村田さんは、TONI&GUYに入社後1年10か月という早さでスタイリストデビューを果たし、現在、社内最年少でディレクター・SNSマネージャーを務める倍速人生の持ち主です。

 

そんな村田さん、実は美容師になるまでは、部活をはじめ、あまり物事に熱中したことがないそう。そんな村田さんが、なぜ若くして結果を出すことができたのか? キャリアを積む方法を伺いました。

 


 

誰よりも練習! でもコンテストに入賞できない悔しさを味わった美容学校時代

 

 

――村田さんは、なぜ美容師になろうと決めたのでしょうか?

 

正直なところ、受験に向けて必死に勉強をすることができなくて(苦笑)。当時から、美容やファッションは好きだったのでアパレルと迷ったのですが、美容師の方が自分の好きなサロン、働きたい場所で勤めることができると思ったんです。自由度が高いなと感じて、美容師の道を選びました。

 

――専門学校時代は、どのように過ごされていましたか?

 

僕は学費を自分で払うつもりだったので、学費を見て専門学校を決めたのですが、入ってから厳しい学校ということがわかり、最初はそれで挫折しそうになりました。大学に行った同級生はみんな遊んでいるのに、僕は練習ばかりで遊べないし、もしかして大学行った方が楽だったかもしれない、と。僕の場合はコンテストのためにひたすら練習するかなり真面目な学生生活を送っていたからというのもあります。

 

 

――そのコンテストはどのようなものだったのでしょう?

 

実際のモデルさんを使ったカットコンテストです。1年生、2年生ともに参加できるのでもちろん僕も2年とも参加しました。予選の倍率は8倍くらいで、そこまでは選ばれるのですが、僕は2年とも結局賞は取れなかったんですよ。僕は一日も休まず練習したのに、あんまり練習していない人が賞を取っていて、めちゃくちゃ悔しかったです。でも、今思うと、練習しすぎて発想が固くなっていたんだと思います。緊張しぃを120%発揮してしまったというのもあるでしょうね。

 

――コンテストのほかに、学生時代に注力していたことはありますか?

 

実際に人に触れることを大切にしていました。いろいろな人の髪の毛をカットしたりカラーしたりしていたのですが、公園に人を集めてカットもしました。最初は友達を呼んで髪の毛を切り、その友達がきょうだいや友達を連れてきてくれたり……とにかくカットがしたかったので一日中公園で切ることもありました。

 

――TONI&GUYにはどのような経緯で入社されたのでしょう?

 

コンテストがTONI&GUYに関わりにあるものだったのが最初のきっかけです。実際にサロンに足を運んでみると、技術が抜きん出ていると感じたのが大きいですね。

 

美容学生時代は大阪に住んでいましたが、毎月東京にカットしにきていました。当時の担当スタイリストが勤務していた原宿店を中心に、都内は全店回りました。それがアピールになったかどうかはわかりませんが、やらずに後悔したくなかったので。

 

 

――面接のときのエピソードなどはありますか?

 

自己PRが2分あるんですけど、僕は緊張して20秒しかしゃべれなかったんです。たぶん、みんなも緊張している中でこの日のために考えてきたことを伝えられているのに、僕は2回あった面接の両方でうまくPRできなくて……。半ばあきらめていましたが、入社できてよかったです。後で聞いてみると「真面目枠」で採用とされたようでした。

 

>超スピードデビューするも、集客できない暗黒時代があった

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