【奈良メンズNo.1】都内有名サロンで技術とSNS集客を習得した銀納宇宏。波乱万丈の東京生活を経て、おしゃれメンズヘアを関西エリアで拡大中!
アニメのスタイル発信で大バズ!フル予約で売上3倍に
――レディースがメインのサロンでメンズ特化デビューとは、かなり勇気ある選択ったのでは?
最初は全くうまくいきませんでした(笑)。しばらくは月売上30万という時期が続きましたね。とにかく根気よく毎日2〜3投稿を続けて、1年後に『東京リベンジャーズ』の実写版映画が始まったタイミングで、登場人物であるマイキーのセンターパートスタイルを発信したんです。それが見事にハマって、バズったんですよ。閲覧数の桁が一気に伸びて、いいね数も数百から数万に。予約もいっぱいになり、ようやく花開いた感じでした。
センターパートスタイルは当時から人気のメンズスタイルだったんですが、中性的なおしゃれ感のあるヘアというイメージが定着していて。そこで僕は新しい選択肢として、完全にアニメに寄せたセンターパートを発信しました。それが良かったんだと思います。それにコロナ禍だったので、アニメを見ている人が世間に多かったのかもしれないですね。月売上は、マンツーマンで100万になりました。
――いきなり3倍の売上に!メニューはカットのみですか?
そうです。なので、売上は100万が限界でしたね。予約いっぱいなのに、売上がそれ以上は上がらないという(笑)。ですが2回目の東京生活は3年が経過していましたし、技術や集客にも自信がついたので、そこで区切りをつけて奈良に戻ることにしました。それが、今からちょうど3年前です。
――メニュー変更をするなどして、東京でもう少し活躍したいという気持ちはなかったのでしょうか。
それ以上の売上を上げたら、戻りたくなくなるかも…という思いはありました。ですが、僕はもともと人が多い場所が苦手で、東京生活に息苦しさも少し感じていたんです。それに生まれ育った地元が好きなんですよね。奈良に戻ってきて家庭を持ちたいという思いもありました。今は、親や友達が近くにいる環境で良かったなと思っています。戻った当初は自分で奈良のどこかに出店しようかなと考えていたんですけど、ちょうどハピネスがメンズサロンを奈良に出店すると聞いて。ハピネスは奈良を拠点に関西で店舗展開している会社なんですけど、新たにメンズブランドとして新店舗を立ち上げるという話に魅力を感じたんです。そしてオープニングメンバーとしてMen’s BIRTHに参加することにしました。
――奈良に念願のメンズサロンということで、まさに思い描いていた理想像の実現ですね。オープンから売上は順調でしたか?
最初はそこまで上がりませんでしたが、技術と集客には自信があったので。顧客ゼロから始まって、パーマ推しで3ヵ月後には100万、1年後に200万までいきました。そのタイミングで店長になったんです。SNSではパーマでブランディングしていますが、ブリーチカラーや縮毛など、何でもやります。なにより嬉しいのは、周りにメンズサロンがないので、お客さまからすごく感謝されるんですよ。それまで大阪のメンズサロンに通っていた方が多かったので、奈良市内で完結できることを喜んでいただけてます。最近は、大阪から来てくださる方も増えました。