現役美容師に聞いた密かなマイルール10選
髪の毛から悪い気を取り除く!? 僕の「お湯+3回洗い」の儀式(30歳/男性)
僕は毎日、接客後のお客さんが帰ったタイミングで、シャンプーのアウトボールにお湯をためて、自分の手をつけて3回石けんで手を洗う、というマイルールを作っています。
きっかけは「人の髪の毛には邪気がたまっている」という話を聞いたからです。お客さんをカットすると、だいたいお客さんは「あぁ、軽くなった」とか「スッキリした〜」と言いますよね。でも、カットして床に落ちている髪の毛の総重量を測っても数十グラムしかありません。なのに、なんで軽く感じるのか、かねてより不思議に思っていました。そんなある日、とあるカリスマ美容師さんが、SNSで「12月は一年の邪気をカットで祓ってから年越ししましょう」と投稿しているのを見て、腹落ちしたんです。それからというもの、接客でお客さんの髪を触ったら、その手を「毎回お湯につけて3回洗うことで邪気を落とす」という作業をしているんです。

スピリチュアルなやつだと思われるのはわかっているのですが、人の髪を触りまくるこの仕事は、人の邪気をもらう気がします。一日中人の髪を触った手は、なんかベタベタしているというか、変な感覚があるんです。悪い気を払い落とすという気持ちの問題かもしれませんが、営業後にこれをやると安心できるんです。今はうがいもするようにしています。そうすることによって、手に付いた菌やのどに入った菌も落とせるので、風邪も引かなくなって一石二鳥です。
「非常識」と言われてもやめられない! フリーランス美容師のちょっと変わったルール(30歳/男性)
「接客中はスマホをマナーモードに」これは美容師に限らず、多くの接客業で“常識”とされているルールですが、僕はあえてこのルールを破っています。美容師としてフリーランスで働く今、営業中でもスマホは常に“音あり”がマイルールです。最初は「非常識かな?」という葛藤もありましたが、これを始めてから仕事がスムーズに回り出しました。
フリーランス美容師は、予約管理や連絡もすべて自分一人でこなさなければなりません。当然、営業中にLINEやInstagram、ホットペッパー、DMなどが一気に来ることもあります。接客中は「お客様の前でスマホを見たら失礼だ」と思って返信を後回しにしていました。結果、返信忘れ、ダブルブッキング、当日キャンセルの見落としなどで大混乱しました。これが何度か続き、「マナーよりも仕事が優先では?」と気づきました。
それから「スマホは常に音あり、接客中でも通知に反応する」と決めました。もちろん、お客様にきちんと説明しているので、ほとんどの方が理解を示してくれています。このルールにしてから、予約ミスが減っただけでなく、お客様との信頼感も上がったように感じています。
正直、同僚には「それは失礼だよ」と言われたこともあります。でも、僕は「常識を守って仕事がままならないなら、常識のほうを疑っていい」と思うんです。もちろんマナーは大切ですが、フリーランスはフリーランスなりのルールがあっていい。僕にとって「音ありスマホ」は生きるための戦略です。
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