1年半もの転職活動で勝ち取った理想の職場−apish jeno前田真吾の転職活動秘話−

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今、最前線で活躍する美容師さんだって、転職活動をし、内定を勝ち取ったのです。どんな転職活動をし、今の職場で働こうと決めたのでしょうか? 今回、取材したapish jenoのデザイナー前田真吾(まえだしんご)さんは、中途入社のスタイリストさん。地方から上京し、 1年半という長い期間をかけて転職活動を行ないました。じっくり職場選びをし、働きたい美容室が決まった後は、がむしゃらに努力したという前田さんの転職活動の中身を紐解いてみましょう。

 


 

アシスタントとして働きつつ、通信の美容科で勉強。さらに転職活動もしていました

 

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【前田真吾さんの転職ヒストリー】

富山県出身。2004年に大阪の高津理容美容専門学校の理容科(2年制)へ入学。同時にダブルスクールで通信教育の美容科(3年制)でも学び、2006年に理容師、2008年に美容師の免許を取得。専門学校を卒業した後は、通信制の美容科で学びつつ、約1年半大阪のサロンで勤務。1社目のサロンを退職したのちに東京へ上京し、2008年にapishに中途入社。現在は表参道にあるapish jenoでデザイナーとして勤務している。

 

 

-専門学生時代は、どのような就職活動をしましたか?

 

専門学校の理容科を卒業して美容師の資格を取るまでに1年ほどありました。サロンは美容師の資格を持っているか、もしくは資格取得見込みの子を採用するのが一般的ですが、僕は理容師の資格取得見込みの身でしかないので、スクーリング中でも雇ってくれるところを探しました。最初は求人サイトや雑誌を見て、いいなと思ったところには直接足を運んでアプローチしたりもしましたが、その頃、無免許の美容師が問題になっていた時期でもあり、なかなか決まりませんでした。特に東京のサロンは大阪よりも厳しく、門前払いを喰らいました。

 

-美容師の資格を取れるまで1年間待つという選択肢はなかった?

 

空白の1年を自分の成長に使わないともったいないと思ったんです。そんな中で一つだけ、内定をいただけた大阪のサロンがあって、そこで1年半みっちり勉強させてもらいました。でもそのサロンには申し訳ないと思いながらも、東京で働こうと決めていました。だから大阪のサロンで働きつつ、休みの日に上京して、転職活動をしていました。これを約1年半続けました。大阪でアシスタントとして働きながら、通信で学び、さらに東京で転職活動……たぶん、今までの人生の中で一番頑張った時期だったと思います。お金も、時間もすべてを投資。でも「東京のサロンで働きたい」という目標があったので、乗り越えられました。

 

-具体的にはどんなふうに転職活動をされていたのでしょうか?

 

平日は仕事終わりにマンガ喫茶でHPや雑誌を見て興味のわくサロンを探し、1ヵ月に1回、休みの日に夜行バスで上京して、お店にお客として来店。そのときはお店の空気感とか、スタッフさんたちの雰囲気、技術のレベルをチェックするようにしていました。特に表参道や原宿、青山エリアの美容室はたくさん回りましたね。

 

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>職場選びの3つの条件

 

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