【GRAFF代表・今泉孝記】令和の教育システムで都心の人気エリアに3店舗、大阪にセカンドブランドサロンを展開。有名店から独立し、理想のサロンを立ち上げた理由



ムダを徹底的に省いた、ミニマムな技術サロン

 

――出店時期は2020年4月という、まさに緊急事態宣言の時でしたよね。

 

そうなんですよ。4月初旬に緊急事態宣言があったので、一番人がいない時期でした。内装工事をしている段階で「あれ、これはやばいかも…」なんて思っていたんですが、もう後戻りはできなくて。前職は3月末で退社したので、退職時はひっそり、オープンもひっそりでしたね。先が見えなかったので、最初は僕ともう1人のスタイリストと、2人で始めました。以前は職場が自由が丘だったんですが、違う場所でチャレンジしたかったので、いろんなターミナル駅を歩き回って、銀座に。一番アクセスが良く、物件のタイミングも合ったので。

 

オープンしたものの、初月は予約が入るような状況ではなく、店に来て掃除をして、集客サイトの構築をしたりしていました。でも、この状態がずっと続くとは思っていなかったので、悲観的にはならなかったです。実際に、5月に入ってからは通常通りに客足が戻り、そこからスタッフを1人、2人と採用も始めました。

 

 

 

――どんなお店づくりを目指してスタートしたんですか?

 

当初から念頭に置いていたのは、美容師の本質に立ち返り、シンプルに”技術”に集中できる環境を作るということでした。美容室で美味しいコーヒーを出すなど、そういったプラスのサービス提供ではなく、逆に徹底的にムダを省いたサロンにしようと思ったんです。なので、GRAFFは最初から完全キャッシュレスですし、紙も使いません。でも、仕事をする上で必要なものには、お金をしっかりかけています。例えば、シャンプー台やチェアなどの機器は長く使うものですし、最高の品質を選びました。美容師にとって大事なことを改めて見直し、その価値を伝えていくサロンでありたいと思っていて。お客さまにも、満足していただけると思うんですよ。

 

 

 

>効率的なカリキュラムで、自己成長をサポート

 

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