【トーキョー美容師、地方進出】大阪sandへぎしょうたvs福岡Lond津賀雅也が緊急ZOOM対談。東京ブランドサロンの地方出店ラッシュを追う

東京と地方都市。肌感の違い、新しい発見

 

へぎ:今、改めて大阪に来てよかったなと感じています。東京で働いていたらインスタのフォロワー数だけにとらわれすぎていたかも。流行っているという理由だけでSNSを頑張っていましたし。でも大阪に来てからは、インスタ以前に技術が上手くなければいけないんだと痛感します。それに地方の美容師さんたちがセミナーに参加して学ぼうという意欲的な姿勢が、今、すごく理解できるんです。当初は大阪出店をマネジメント面から僕が支えるぞという覚悟で来ましたが、実際大阪でのサロンワークが始まってみたら、この環境がとても面白くて刺激的。プレイヤーとして楽しんでいる自分がいます。

 

 

津賀:客層で感じることはありますか? やはり東京のお客さまとは違います?

 

へぎ:大阪のお客さまは手振り身振りでそれを表現しますからね。喜怒哀楽の表れが全く違います。だからとても嬉しいし。

 

津賀:それはいい経験ですよね。ずっと東京で働いていたら経験できないことですよ。僕は今、福岡で働きながら、東京での美容師経験を期待して指名してくれるお客さまがたくさんいることに気づきました。オープン初月で新規の方が100人くらい来てくれたんです。

 

へぎ:福岡には、東京から進出してくるサロンもまだ少ないから、いろんな意味で注目されそうですね。

 

津賀:福岡のお客さまの反応も、やっぱり東京とは違います。まず東京のお客さまはいろんな美容師にカットしてもらった経験があるから、当たり前になっているというか。一方、福岡ではそういう美容師はいなかったと言って、鹿児島とか熊本とか、福岡県外から来られる人が多いので、驚いています。場所が変わっただけでお客さまの傾向が変わるので、サロンワークも楽しいです。

 

 

へぎ:福岡もサロン激戦区として有名ですよね。

 

津賀:そうは言っても規模感が違いますから。大阪って有名サロンはあるし、有名美容師も多いし、まず新規で来てもらうまでハードルが高いと思うんです。東京から進出してきたサロンはsand以外もあるし。それに大阪ってカラーが強いと言うイメージがあるんです。京都にも人気店はあるし。そんな競争の激しい場所に行くという怖さはなかったんですか?

 

へぎ:怖さはなかったです。sandを知ってくれている人も多かったので。僕の後輩スタイリストたちも予約がパンパンなんですよ。実感としては、東京に比べると大阪は顧客を作りやすい街だと感じています。その分、新規客を獲得するのは難しい。

 

 

津賀:なるほど。まずは一度でも来てもらうことが重要なんですね。今はへぎさんのインスタが集客の入り口になっているんですか?

 

へぎ:僕のお客さまはインスタが主ですね。あとは地域柄なのかもしれないですが、集客サイトも影響力があります。

 

津賀:それ、福岡もそうなんです!

 

>東京スタンダードを伝える教育制度

 

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