【カリスマ登場】吉田潤が北千住から吠える!伝統×革新の両輪で進む『ISM』の流儀とギャル文化の立役者の主張(前編)

実力があるなら、どんどん超えてほしい。

 

 

若い子たちは、55歳の僕の発言を”古い”と思うかもしれません。僕も若い頃は「おじさんたち道をあけてよ」と思っていたし、いつまでも僕らの世代が現役で踏ん張っていたらいけない、とも思っています。だけど結局、当時は自分の実力で超えることができなかったんだと思うんですよ。実力がある子にはどんどんトライしてほしいと思っていますが、その壁は高くなきゃいけないという意識もあります。

 

 

これまで長く美容師をやってきて、「カットの技法は変わりましたか?」などと聞かれることがありますが、僕はベーシックな技法を変えないタイプです。時代に合わせて変化させる人もいますが、自分の考えで変えてしまうと、伝言ゲームのように全く違うものに変わってしまう気がするんですね。例えば、ワンレングス。僕が切るワンレングスは、ナタでパツーンと切ったような、髪の断面が0.1mmも乱れないきっちり揃えたスタイル。『ISM』は、それで統一しています。

 

だから、うちはなかなか合格できないのかもしれないですね(笑)。ブローもうちは厳しくて、デンマンブラシの構造とドライヤーの風のあて方、髪の伸ばし方などを徹底的に教えるんですね。その理論を理解していないと後輩にも教えられないですし、それが僕らの血統になると思って大切にしています。外に出たときに「ISMってこの程度なの?」と言われないように、薬剤知識や業界知識、接客技術などすべてにおいて、気をつけて教育しているんです。

 

 

>トレンドの核を作るのが、僕たちの仕事。

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング