開店祝いの贈りものは何がいい?  原宿・青山・表参道でお店を構える人気美容師さんがお答えします!

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友人が独立して美容室をオープン。そんなときは開店祝いのプレゼントを贈りますよね? でも何を贈ったらいいのか迷います。そこで今回は実際に開店祝いを受け取ったことのある人気美容師5人、5通りの答えはいかに!?

 


 

【質問】

開店祝いのプレゼントとして“うれしかったもの”と“困ったもの”を教えてください。

 


 

HEAVENS代表・小松敦さん

「スタッフ全員が使えるものや話題のものを送られるとうれしいよね」

 

「スタッフの誰もが使えるものをプレゼントされるとうれしいですよね。たとえば開店祝いとしてもらった電子レンジは今でも使っています。別に高くなくていいんです。4,000円〜5,000円くらいがちょうどいいかな(笑)。お菓子もうれしかったな。特に話題のスイーツ屋さんのお菓子はいいよね。話題のものを贈ってもらうと、お客さまに接客するときの話のネタになるんです。困ったものは…ないですね。

 

よくいただくのがお花や観葉植物。僕も贈らせていただきますが、スペースやインテリアとのマッチングで選ぶのにも神経を使いますよね。だからいっそうのこと好みを聞くのが一番いいのではないでしょうか?」

 

プロフィール
HEAVENS
代表/小松 敦(こまつ あつし)

一般誌・業界誌・広告のヘアデザインや国内外でのヘアショー、セミナー、商品開発など、多岐にわたって活躍。日本全国で開催されるヘアデザインコンテストの審査員を数多く務め、2016年にはJHAの審査員に就任。独自の技術論に裏づけされたアグレッシブなデザインは圧巻。

 

OCEAN TOKYO代表取締役・中村トメ吉さん

応援しているという気持ちを贈られると頑張ろうって奮い立ちます

 

「正直に言うと、プレゼントという“もの”よりも、プレゼントを買うために使っていただいた“時間”や『僕らにプレゼントを贈ろう』という“気持ち”がうれしいんです。気持ちと時間をいただけるだけで応援されているなって思うし、応えたいと思う。今後のビジョンに向けて頑張るパワーになる。困るということはないですが、高価なプレゼントを渡されると申し訳ない、という気持ちになってしまうんです。自分や周りの為に使って欲しいって(笑)」

 

プロフィール
OCEAN TOKYO
代表取締役/中村 トメ吉(なかむら とめきち)

1984年、栃木県生まれ。都内の美容専門学校を卒業後、25歳で都内有名店の店長に就任。就任後「店舗売上」を2倍に、メンズ雑誌の「行きたいサロンランキング」1位、「スタイルランキング」年間1位と実績を積み、人気サロンへと押し上げた。2013年に高木琢也氏と共同経営でOCEAN TOKYOを立ち上げ、前店の同僚だった三科光平氏を加えた3人で有名店に成長させる。サロンの経営・プロデュース・戦略・マネジメント・人事など「経営部門」を主に担う。

DIFINO青山店店長・佐野行俊さん

15年前に開店祝いに贈られた観葉植物は今でもお店に飾っています

 

「うれしいものは、サボテンなどの長持ちする観葉植物です。うちは15年前に開店したのですが、そのときにいただいたサボテンは今でもお店に飾っています。これは15年間もお店を彩ってくれているので、今でもうれしい気持ちになりますね。困ったものは、ちょっとした食べ物かな。というのも、スタッフみんなが食べたらそこで終わり。なんだか寂しいですよね(笑)」

 

プロフィール
DIFINO
青山店店長/佐野 行俊(さの ゆきとし)

美容専門学校を卒業後、町田市のサロンを経てRITZに就職。21歳でスタイリストに昇格し、予約の取れない人気スタイリストとして活躍。3年後副店長に抜擢される。2002年DIFINOのオープンに際し、入社。2011年から店長となり、強いリーダーシップでスタッフをまとめる。セミナー講師としても活動中。

 

GARDEN omotesando代表・北田ゆうすけさん

お店をグリーンでいっぱいにしたかったので観葉植物はうれしい

 

「GARDEN omotesandoは1年前に開店したのですが、そのときに贈っていただいた、観葉植物などのグリーンインテリアはうれしかったですね。お店の中をグリーンで内装したかったのも、うれしいと思った理由です。おかげでお店が明るくなり、雰囲気もよくなりました。逆に困ったものはないんです。でもしいて言えば、観葉植物の中で育てにくいものや、虫がわいてしまう種類の植物は少し困りましたね(笑)」

 

プロフィール
GARDEN omotesando
代表/北田 ゆうすけ(きただ ゆうすけ)

トレンドを意識した、柔らかくかわいいスタイルが評判のスタイリスト。多くの人気モデルを顧客に抱え、女性誌・ヘアカタログなどで活躍。2016年4月よりomotesando店の代表に就任し、人気店へと育て上げている。

 

AFLOAT D’L ヘアクリエーター・JACKYさん

お店の雰囲気を考慮したプレゼントはありがたいです

 

「お店の雰囲気にあったもの、特にインテリアを贈られるうれしいな、と思います。逆にお店の雰囲気と合っていないものを贈られると困ってしまうな、と。お店のイメージと異なるものを贈られると、どこに置いていいのか迷ってしまいますよね」

 

プロフィール
AFLOAT D’L
ヘアクリエーター・JACKY(ジャッキー)

香川県出身。リアルさの中にふとしたフェミニンさを漂わせる。また高いカラーリング技術で知られ、ブルージュを生み出しヒットさせたことも。AFLOATが発行するトレンド冊子「Lilou(リル)」の編集長も務める。

 


 

5人の美容師さんに開店祝いのプレゼントとして“うれしかったもの”と“困ったもの”を教えていただきました。5人5通りの答えですが、共通していることは“受け手の気持ち考えて贈られたプレゼント”はうれしい、ということです。“相手のことを考える”ことは、お客さまを接客するときも必要とされること。開店祝いを贈るという行為には、実はサロンワークに活きる何かが隠されているようですね。

 

 

<取材・文/QJナビ編集部>

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