日本人は世界でクリエイティブな活躍ができる! 〜TONI&GUY LONDON KIKOさんのロンドンでの挑戦~

何に対しても「なぜ?」と疑問を持つ大切さ

 

 

私が技術的に大きく成長できたきっかけは、「疑問を疑問のままにしない」という姿勢だったと思います。授業では、「もういいでしょ?」と周囲から止められるくらい、たくさん質問をしました。

 

私が最初に通った「30 WEEK DIPLOMA」では「型」を重んじていて、最初に「型」を身につけてから、それを壊して個性を発揮していくというやり方でした。美容師としての技術を一から、ハサミの持ち方から教えてくれますが、ミリ単位で厳しくチェックされます。

 

そうして叩き込まれる「型」に対して、「なぜそうするのか」に疑問を持ち、納得のいくまで質問をしました。「型」を行う理由を解き明かしていくことで、技術をより深く理解し、自分自身のものにすることができました。

 

個性豊かな人たちの中で気づきを得る

 

イギリスでは、技術だけではなく、世界で活躍するための人間性を磨きたい、自分のカラーをどう発揮していくべきかを学びたい、と思っていました。

 

ヴィダルサスーン・アカデミーには、さまざまな個性を持つ人がたくさん集まっています。一緒に学んでいる仲間の動きを観察してみると、その個性や自信のある振る舞いが、どこから生まれているのかなど言葉にできない部分を感じ取れます。

 

これから海外で学びたいと思っている方は、授業中の学びだけではなく、視野を広げ、周囲の人たちとより深く交流していくことをおすすめします。個性豊かなさまざまな人と関わることで、自分がこれまで日本の中で考えていたことが、いかに些細なことだったのかに気付かされます。

 

16週間の「POSTGRADUATE」での経験

 

「30 WEEK DIPLOMA」の最後には、チームを組んでショーを行いますが、それも大盛況に終わり、最後にはすべての受講生が目指す、「ベストスチューデント」に選ばれ、表彰されました。アカデミーの期間前半終了時の「ベストスチューデント」にも選ばれており、日本人として快挙を成し遂げたことで、周囲の見る目も違ってきました。その後は、10〜15年の経験のあるトップスタイリストが参加する、16週間の「POSTGRADUATE」というコースに行くよう推薦されました。

「POSTGRADUATE」では、よりクリエイティブな学びを得られます。

 

授業では、技術的なことに加え、プレゼンテーションの手法や、まったく経験のない人に一から技術を教えるエデュケーションを学びました。技術は、人に伝えることで、より自分自身のものにすることができます。また、得たものを人に伝えていくことも、美容師としての大切な仕事なのだということを知りました。

 

「ヴィダルサスーン・アカデミー」での経験は、今の自分の土台です。恐れがあっても勇気を出して一歩踏み出せば、大きな収穫が得られるという体験は、私の人生にとって、大きな財産になっています。

 

 

プロフィール
TONI&GUY LONDON
KIKO


京都府出身。資生堂美容専門学校入学後、ヴィダルサスーン・アカデミーで学ぶために単身渡英。そののち、TONI&GUY LONDONにてサロンエデュケーター、シニアスタイリストとして活躍し、アートチームのメンバーとして、ロンドンファッションウィークなども経験。現在はイギリスのTONI&GUYに所属しながら、自身のこれまでの海外経験を伝えるため、日本にで、カットショーなどにも積極的に出演している。

 

(文/揚石圭子  撮影/泉山美代子)

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