【プライベートサロン訪問】コサカリュータの新機軸。水のように、変幻自在なデザインをつくる場所、minamoが原宿にオープン

 

0から空間を作っていくからこそ、こだわることをやめなかった。

 

入居時はコンクリート打ちっ放しの完全なスケルトン状態でした。そこからディレクションをしてくださった方と、内装業者の方と一緒に詰めていきました。ディレクションをしてくれた方というのは、10年来の知人なんですけれど、何事にも妥協を許さない人で…(笑)。

最初は軽くアドバイスをもらう程度で相談していたつもりが、やるなら絶対に全てにこだわってやった方が良いと、親身に内装業者や会計事務所も紹介してくれました。もし、あの時相談していなかったらどうなっていたんだろうな…と、今でも思いますね。感謝してもしきれないです!

 

まずは内装業者と、お店を深掘りしていく作業から始まりました。元々僕は少しクラシカルなテイストが好きで、アーチ型の入り口とか、レトロっぽいタイルとかが良いかなと思っていたんです。でも速攻で却下になりました(笑)。そしてゾーニングから考えてお店づくりをすることの大切さを教えられました(笑)

 

 

とにかくまず、どこに何を置くのか、それから動線の確認、お客さまにとって気持ちの良い空間にするには、どうしたらいいのかを考えて。椅子が決まったら採寸をして、間隔を決めて、鏡の幅を決めて…という感じで。向こうから、これを提出してねって言われて、はい!って宿題のようにやっていきました。タイルとかも、実際に見に行ってと言われて、代々木のモザイクタイルという材質屋さんに行って、何万種類もあるタイルの中から選んで決めました。なかなかスパルタでしたね(笑)

 

内装に関しては、空間としての居心地の良さを追求して考えていきました。水回りの都合上でシャンプー台だけが高くなっているのが好きじゃないので、入口から全部床を上げてフラットにしました。ご案内する時に、足元お気を付けくださいと言いたくなかったんです(笑)

 

 

コンセントも極力床に埋めて、鏡も壁に埋めて、限りなくフラットに、無駄のないデザインにしました。モダンにするには、直線的なデザインが良いかなって。あとは梁が見えないように天井も下げる予定だったんですけど、圧迫感が出てしまうのでそれはやめました。

 

ちなみにシャンプー台とセット面を隔てるガラスブロックは、僕がやりたかったデザイン。水面のイメージで作りました。床もざらっとしたマットな素材じゃなくて、少しツルッとした感じが“水”との繋がりを表現できるかなって、すごく気に入っています。

 

僕の中で、香りもデザインのひとつだと思っているので、すごくこだわっています。美容室に入ってきた時の、独特な薬剤の匂いも嫌だなと思っていたので、お香やアロマキャンドルを焚いたりしています。

 

あと、昔からやっていたヘッドスパもしっかりメニューでやりたかったので、サロンの照明にもこだわりました。ガラスタイルの上のライトは、アプリと連動しているので携帯から操作すれば色味を変えられるんです。スパの時は暖色にしたり、カラーの色味を確認したいときはクリアにしたり、すごく便利なんですよ。

 

 

>デザイン性を常に追求している、それに価値がある。

 

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